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堤防から半分妥協する [堤防]

<今、書いていたのだが、とても面白い。なぜなら、一筋縄でいかない、

という言葉があるように、簡単に書かせてくれないから。2回目に

書いたが、やはり手こずる。次は投稿するのだろう、と思うが。 >


別の稿を:-

僕は創造の扉に近づけなくなったみたいだ。天才と同じの、技術的な

マネをして詩を書くことができなくなった。言葉なんかいくらでも、

まったく無制限に、いくらでも出てきたのに、もうそんな創造との蜜月

の時期は終わったようだ。坐っていても、心が表現を求める詩のスタンス

にならない。楽しかった2年だか、3年だったが、まったくいい思い出に

なったなどと書く日が来るとは。  

それもなんらかの調整であり、必要がなくなるから終了したのだろう。


恐怖は克服すべきもので、はい、やっつけちゃいましょう、と言って

即、実行。それがこれまでの何十回から百回近い積み重ねであったが、

今回はそう行かなかった。恐怖に負けた気はしないが、結果にこだわる

なら、今回は負けたにしてもいい。  

というのは、堤防から5m下の海へ飛び込む時間を見つけたのだが、

予兆があって?そこからはやめてしまったのだ。と言うのは、恐怖が

まだ胸にあるのが、今までよりもよく感じた。それも飛び込めば終わり、

と堤防の縁まで行ったのだが、強風が吹いて来て、僕を押し戻すのだ。

ありゃ、と思って、一応忖度して、堤防をぐるり回ってまた縁から見た。

すると、下ではチョウチョウ魚が3匹、いて、また堤防下にも何匹か

いる。魚の迷惑になるだけで死ぬわけじゃなし、と思ったが、その真上

から飛び込むのも何だ、とまた遠慮して、もう一度回ってくることにした。

したら、また強風が。その上、真下にはチョウチョウ魚に加えて、黒っぽい

魚の群れも加わって、まったく魚どもの上から飛び込む形なのだ。

これで予兆が3回。岩場へ来た時の忘れものと同じ条件。だからこそ、

ここで飛び込めば、予兆も破って、恐怖も破れるのではと一旦、考えるには

考えたが、なんともただ魚の平和をぶち壊す、恐怖から逃れたいだけの

おじさんではないか。

それで5mはやめてしまった。そうしたのはフェイントで、堤防は突き出しが

半分、そこまでが低い半分で、飛び込もうとしていたのは突き出しの5m高

の分だ。そこで石段を下りて海まで2,5mの堤防に降りると、そこから魚も

いないのを見て、ザブンッと飛び込んでやったのだ。だから、ころんでも

ただは起きないって。  

全長70mほどの漁船が停泊していた。その先にはしごがあり、そこから

登れて、そこに荷物を置いて来た。海に飛び込んだ時、思ったよりも体が

痛かった。それとザブッ、フッーンという空気が海中をはしるような幻想的な

自分の重さを感じた。より深く沈んだ気がしたのだ。まるでプールに飛び込ん

だような気がした。

しかし、海だ。気持ちいい。やっと、初泳ぎ。そうして、背泳ぎと平泳ぎで

休みながら泳いだが、どうも進まない。気のせいだとは思ったが、気が

ついてみると引き潮だった。こんな小さな湾内でも体が沖に引かれている

のだった。たった100mの距離だったが、最後はクロールまでしたが、

疲れて届かず、平泳ぎに。

そして、誤算があった。梯子が今の潮位だとちょうど梯子の見えない部分から

段がなかったのだ。裸足である。割れた貝殻だらけの堤防の壁に足をかけて

登れることはできない相談だ。うーんとうなっても、やってみるしかない。

右足は曲げるができるが、左ひざはできない。どう組み合わせるか。

段を両手で掴んで体を持ち上げた。で、右足だけ下の梯子に足をかける。

しかし、まだ届かない。しかたない、左足で壁に足をかけ、次の段に片手を

掛けた。両手で掴んでこれで体を引き上げればいいのだが、体がやはり重い。

ほぼ全力で持ち上げて、ギリギリ。腕の力がヤバイ。危なかった。また海に

落ちて、やり直しかと。

もっとも、川まで泳いでいけば歩いて登れる場所があった。それはしたくなかった

が、ともかくも梯子を登り切った。

記念撮影。1枚目は首がちょん切れで、2枚目とつなげた。
IMGP0023.JPG
IMGP0021.JPG

場所はいつもの堤防。

IMGP0020.JPG
 手前に梯子段が3段見える

条件はもう一つ岩場と同じだった。誰も見ていないのだ。

背中を出して浮いていても、誰も知らないのだ。心臓マヒ

なんかになることはないのだが、・・・恐怖はそうは言わない。

負けてたまるか。と言ってる自体がその嫌なものを裏付けている。

言わないで、ちょいちょいとやってしまえばいいの。


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