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はるかに砂漠の底を流れて [気持ち]

死にゆくものに ついてゆくのは  どうかと思う  

それでも  見渡しても   それが最後のもので  

最後の 友 でもあるとすれば   

もう  ためらわなくてすむ  のでは  

僕は  死なないのだから  それについてゆくのは  

それなりに 興味が ある  

心が 壊れないのは  強いことだと  

そう  思っていた    そして  

たとえそれが 強さだとしても  

壊れないことが  不自然だからだろうか  

心は  満たされない  

むなしさも  つまりは  壊せなかった  

それには  なんの 栄光もない  

なんの 喜びも  ない   

鉄の 塊(かたまり)でも  

それだけなら  鉄くず と変わりないように  

悲しい   

悲しいと 言いながら   その 悲しさは  

どこにあるのだろうか  

むしろ 悲しさが  寄り添ってきて ほしいと  

そう 想う   

せめて  素直に  悲しみたい  

そこまで 心から  言ってみる  

すると  気がつく   

必要でないことは  自分の生活には  

起こらないことを   



もう 感傷することは  できない  

答えは  やってきてしまったから   

僕らは  そこに到達すると  あいまいな  

感傷は  もうできない   

なにをすべきかを   検討する必要に  

迫られるから   


不思議に  思うよ   感傷なら  

感傷させてくれれば いいのに と  

思うのだが ・・・  

生活は  ”スっと” 待ってはくれない  



冷たい 雨が  足元を  吹く  

まだ  季節は  楽ではないが   

その季節感が  もどりさえ すれば  

やがては  その日が来る、 と 知れる  

そうだよ  その日は来る  

それが わかれば   待っても  

待たなくても  心は  満たされる  

その予感に  街は  通りは   小さく  

輝き はじめる  

はじまるのだ  

生命(いのち) が  ・・・

そんな  小さな しあわせでも  

僕らは  生きてゆくことが  できる  



そして   また  

くり返される、  

それだけでは  生きるに 足りない と  

僕らは  常に  

生きる上に おいて  結果に  

たどり着くことは ない  

そういう 消長を  くり返す   

その 消長に  同じものがないだけ  

同じ くり返しは  できない   



感傷の雨は  気持ちいい  

いつまでも  打たれて いたいと 想う  

君は やさしく  

僕は  ポツリ ポツリ  話す   

その 二人の テンポが   なんだろう?  

なんだろう?   

なんでだろう   いつもいつも  

なつかしいのは   

今 思いつくのは   「 嬉しさは  

気持ちを  表現する   と 。 

喜びが 違うのは  

生の  表現だからだろう  

喜びは  光り 輝き  

嬉しさは  より やさしい  

その間には  あいまいなゾーンがあって  

どちらにも  また  混ぜ併せて  

使われる 」  という  

あまり 時代にも  変わらないもの  

だった    



ここにいるよ と  

子供たちを  案内したい  

僕の 批判を  恐れずに   

僕と  喧嘩しよう  

うまく ・・ね   

いつも  誤解は  避けられない  

秋の 進行のように   深まることで  

色合いを  増して ゆく  

でも  

それを 強要したくはない  

僕らの 勝手な 思い込みに  ( または 状況に )

君を  巻き込みたくは ない   

ギャップのない  関係は ないように  

僕らは  それぞれの季節に  とどまる  

そうしなければならない  時というのも  

あずきのように  ある   



フフ、と  笑いが  もれる   

水のしずくが  頬を 流れて  

冷たく  気持ちがいい   

たとえ  

僕が  砂漠に  埋もれていようとも  

砂で  なにも 見えなくとも  

さあ  はじめよう  

今から  


君が 君である  生活(いのち) を  


僕が  僕である  生活(いのち) を  


僕らが  僕らである という  




それが  ”ある” というものである のを 

それが  私の生活だ  というのを  


ああ   


いつも  

感じたまえ 

・・・・・・・・・・・    


それだけを  

感じてほしい  





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