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今宵も 今宵であるように [クリスマス]

比類 ないもの   

それだけで  満足してしまう  

それは イメージに すぎないのだろう  

音楽から 紡ぎだされるもの  

あるいは   

文学と  小説が 結合して  あるシーンが  

彷彿と させる  雰囲気に   

その なつかしさに  満足する  

その 選りすぐったのでもない   哀愁や  憂愁の  

シーンに   どの言葉の あいだも  

すり抜けてくるような   君たち   

人生の友とは  

君たちのような ものを  言うのかもしれない   

人間ではないし  生物でさえ  ない ・・  


音であり  パッションである   濡れた 感情   

ささやく  街角の  寂しさの影   

雨の中で  街灯のエナメルが 光るように  

艶やかに   柱を  流れて   

窓を 開けて  晴れた空に  出くわす  

それは反射のように  重い心を  写した   

その悲しみの 跡が   さわやかにさえ  ・・   

つらい出来事は  去って いた   

それでも   想いは  後ろ髪を引いて  

裸足で 歩いているようだ

その時は どうしようもないと   過ぎてみて   

そうではなかったことが  ・・ 帰ってくる  

たしかな かたまりを   胸に  残して   


それが あって よかった   

よかったと  思って  心を カバーしようと するが  

まだ  それに触れて  慰められない   

やわらかな  瞳   

忘れられない  はっとさせた  横顔  

そういうものが   みんな   

音になって  メロディになって  流れて   

暗い 海の上を  漂うようだ   

そういうものが  みんな  

見えない 涙の  しずくになって  

防波堤の 突先で   海面に  聴いているようだ   

君たち  ・・・  

なんでもない  そういう  ・・   

僕を  満たすもの    

それらが  果てしないものに  感じられる   

それらは  記録には  残らない   

残せもしない  ものばかり   

それでも   君たちは    

・・・  ある   ・・・   


それらは  誰のものでもなく   

じぶんのものとして   

ほら 一緒に歩いて  ゆこう  

このまま   いつも   

あなたを  邪魔する 影としてではなく  

どこにでもある   自然の 消長として  

あるべくして   影が 必要なように   

時には 伴奏が  必要なように  

感じる よ  

今宵が  今宵であるように  

比類ない  君たち   


比類ないもの  である  君たちよ  


メリー  クリスマス !
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