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ドラゴンキスの夜 [夜]

不思議な感じだよ

この、山間の分かれ道は  

まるで街灯が  貧しく灯る、路地に  

入って行くようさ   

空間の小窓が キラキラと 開いてさ  

世界を こぼしてゆく  

そこまでにしてくれ、と  

頼んでみるのだが   どうもそうはいかない  

三千も 窓が開いてくると  

いけない  向こうの世界が全体で  押し寄せて来る  

君は そうだったんだ  だから  友だちでいたんだ  

層が 層を隠して  段差に 気づけない   

どうして 何十年も  浅い付き合いを 続けなきゃ  

ならなかったのか   

君が好きで  煙たくて  

彼は 自分がないのがわからなくて  動物を  

よく知っていた

君は  彼に理想を見て  彼になりたがる  

僕は  窓という窓を  手でふさいで  

世界を 隠してしまいたいくらい  

僕らの 三つ巴の関係の  つながりに  悩まされる  

そう、僕は君を見る  

そう、僕は 彼を見る  

街角に 入り込むように  

霧が  壁に吸い込まれるように   

時の 過去と未来とが  交差して  スキップして  

フォークダンスを  踊るように   

キラメク 真実が  こぼれているように  

見えてはいるが  

これが 僕の現象で  君の現象や 彼のは  

そう  それぞれが  それぞれなのだと  

教えられている 気がする   

感情の襞(ひだ)が 頬を撫でていくかと思えば  

かけらに落ちた 感覚が 見えない音をさせ  

僕の 注意を引こうとして いる   


ああ、 ドラゴンに キスする夜よ!  

ああ、 枕を叩いて  ホコリが銀河に散らばる  夜よ!  


僕は 自分と周辺の 区別がつけられない  

君らは  自分と周辺を 分けて思っている  

どちらも 互いを見て ひとつの焦点から 

離れられないと  思い込んだまま

僕らは 回転木馬に  乗っている  

同じ乗り物  同じ距離  同じ中心を抱えて  

ぐるぐると  世界を  物と こととを  

眼で 刺していると  

捉えていることで  囚われている  

掃き捨てる 箒が あれば  

壊せる システムなら  そうしたろう  

君、 ノックしちゃいなよ  ノッキン  

雑多なんだねぇ  今の真理とかは  

世界は こんなに バラバラで いいのだろうか   

君とのつながりを  求めて  これが  答えなのか 

ああ、アーーーーーーーと、 言うよ  

叫びにならない  こんもりした 気持ち  

雨でも 降ってくれ、と  頼んでみる  

フライド  レイン  フライド  レイン  

彼まで  乾燥しそうかい?  

君まで  日照りの雨 かい?  

そうだよ  なんか  やりきれないよ  

古い曲が ・・・ 

アイポップ  ディポップ  ビーパップ  

ディーポップ  リ―ポップ  ルーポップ  ヒャー  

そうだよ  ベッドに入る やさしさが  

来る時も  あるよね  

あの時の  しあわせを  数えてみて  

そんな時から  また そんな時が  重なる  

後から  あとから  Time After ・・・


一瞬  

君を 見る !?  


ドラゴンが キスをしに来た !  

おお、 銀河の夜  

コールしてるよ、 君の あの電話に  

君を 連れ込もうとして  

山の 裂けめに  列車が刺さるよ  

ささやかな 風と  口笛  

この夜を  通して   通過して  

この両手を  広げて  

地球の上に  立っているよ  

君を  待っているよ  

世界を  待っているよ  

そのかけらを  待ち続けるよ  

僕が 

君が  

この世に 生まれたのは   

まちがいじゃない!  

この世に  あり得たことが  あり得なかった、と  

受け入れるだろう  

なにごとか  

隠されている  なにかを  

そこに  すべてが  

かけらが、

それが ドラゴン キス、、、  


ああ、 ドラゴン ナイト !!

ああ、 大量の 星降る  夜よ !!








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