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マスクの反省会(半正解)・ブッダ [マスク]

マスクについてピストンさんのブログで、マスクの真実という投稿があった。

それについて話したいが、その前に、ひとつ、前回の「原始の夜2.」で

追補しておきたい事項を思い出したので、まずそれから ::: 


前回、瞑想には「過酷な自我エネルギーが必要」になる、と書いた。それを説明して

おくとインドの歴史とブッダと仏教の関係が一部で理解を助けるものと思われる。  

それはよく知られている言葉でいう、情熱というもので、その種類を問うならば、その

ひとつかもしれない。

ブッダは小さいながらも一国の王子でありながら、三十幾歳かで真理を求めて、 

王座を捨て、妻を捨て、生まれた子を捨て国を後にして、当時インドに反ヴェーダの

宗教集団(ジャイナ教とか、アージーヴィカ教)が百もあったか(ないだろうが)と

言われる哲学的な指導者の率いる集団に入って修行をした。それは出家を意味して

いて、当時も今もその意味に変わりはない。ブッダが悟りを得て、修行者を募り

始めると、多くが出家したので、村の親たちはこれを恐れ、ブッダが来るというと、

子供を家の中に隠したという記述がある(後年?)。  

真理のためには世間を、家族を捨ててもよい、ということは、これで示されていない。 

それは誤解だろう。なぜなら、インドの王家ともなれば、四季に応じて春夏秋冬の

四つの別荘が用意されて、それぞれに側室候補の美女があてがわれたはずだから。

これは僕がインドに旅した時、シャンティニケタンを訪れたことがある。ノーベル賞の

詩人タゴールの居宅があり、そこが学校に変わっていたが、そのグランドの四隅に、

それぞれ春夏秋冬の別荘が建っていたのでふつうに流行しているものだったらしい。

タゴールのそれは別荘というよりも日本の庵のように、小さい小屋であったけれども・・・。  

ブッダ王子はその四人の美女の子供は生んでいないから、彼女らとの夜の営みは

避けたものらしい。これを節制するのは、相当我慢強くなければできないだろう。  

その理由は王家の相続で王位継承問題が必ず起こるからで、彼は正統の王妃から

子供が生まれて、後継者争いの種をなくすまで待つつもりだったのだろう。そして、  

生まれると早速、出家しているのは、そういう事情によるものだと思われる。何も

考えず、ただ出家したのではなく、彼なりに準備してからだったのだ。

インドにはヨガの修行の伝統もあり、その修行は過酷を究めた。現在でも、密封された

棺で地中に埋められて、1週間、掘り返して生きて出てくる行者がいるのは、その伝統

が継続しているからだろう。棺の中で非常に呼吸を少なくして、体の生体レベルを下げ、

少ない酸素量で生き延びることができるというもの。これは実証というか、実際に事故で

1万メートルの上空に運ばれたベテランのパラグライダーの女性が、気絶してマイナス

50度の極寒の世界に20分間もいながら、生還した奇跡の記録があるので、ヨガの

修行の世界がまま見える。

ブッダもそういう修行をしたのは、想像に難くない。それが「過酷な自我エネルギー」と

いうものの働きなのだということ・・・。ブッダはのちにそういう過酷な修行を否定した

ので、今のような瞑想の形を生んだのではないかと、想像している。インド人の修行のこと

からすれば、瞑想はたいして過酷ではない、とも言える。 :::



マスクは流行りのコロナウィルスやインフルエンザの予防には効果が弱い、ほぼない、

と書いてある、そのブログに。それで厚生労働省とかで予防にマスクという文言はない、

というのも調べている。あくまでも保菌者が咳やくしゃみなどで、他人にウィルスをばら

撒かないように、マスクをする、ということだ、と。  

そのくしゃみの飛沫をテレビ映像で見たが、さすがにひどい。半分、シャワーなみの

水滴が放出され、それがしばし空中を舞っている。やがて落ちるが、思うより中空に

いる時間が長い。  

電車で吊革につかまっている人がしたくしゃみは、その前に坐っている人には滝のよう

に降りかかる。見えないからだが、見たら怒るだろう。この時、坐っている人がマスクを

していても、アウトだろう。ウィルスは大きさ、1ナノミクロン、それは1mmの100万分の1

である。マスクの目などそれから比べたら、トンネルに飛び込んでくる蚊のようなものだ。

ましてや、僕らは息を吸うからそれに乗って、楽に口の中に入ってきてしまうだろう。  

うがい、手洗いがやはり、王道で基本らしい。  ただ、今度のウィルスは保菌者にも

症状はないので、保菌かどうかわからなくてもマスクをすれば、他にうつすことも少なく

なり、エチケットの意味合いではマスクをするのがよい、となる。  

マスクが予防になるのは、誤解らしいが、さすがに心理的にも、うつさない予防でも

マスクはしたほうがいい。医者が一日にマスクを8枚以上頻繁に交換するのは、

そこら辺りが理解されているからだろう。しかし、マスクはもう売っていない!(笑)  

(2月3日現在)
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