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夜の祭り [祭り]

コロナの  音も 匂いも しない  

夜の街は  そのままだ  

街灯が  白いアクセントに  黄色っぽくも  

角や  テラス  駐車場を  照らしている  

ひんやりと  外気が  肌触りを  主張している  

部屋に もどると  お決まりの孤独が  はびこっている、  

そんな気がするが  気がするだけだ  

動物の心に  低下すると  ある地平を 感じるだけで  

掛け時計を 見れば  時間を意識するのを  嫌う  

カレンダーを 見ても  日付は 役に立たないと  

見えてしまう   

やがて 眠くなるだけだと   

自分に もどって  無意識に避けている  孤独感を  

引き寄せてみる    祭りの はじまりだ   

<なにもしないでいる  自分>なんて  説明だ  

現に そうした自分を 規定して   言葉でくくってるじゃん  

思考が  止まらない    

この 孤独のまま   どれだけ  過ごせるかとも  

思えるが   それは いい  

すぐに  孤独は  消えてしまうから   

ぴったりと  自分は  意識になってしまう  

鏡のように 照らし返す  それのみで  

反応に  命は  感じられない  

内面に 動くものがなければ  なにも(わざわざ)  

心を  閉じなくていい   

開きっぱなしで  風通しも いい  

感覚も 弱り   気持ちも めげてくる   

のだろうが、  事実は  感じようもなく  

のっぺりした  鉄板を  触っているようだ  

夜の空気が  透徹して いるのか  

反射の意識が  透徹して いるのか  


動かない 体と  動けない 肉体の  

動かないのか、  動けないのか の

区別がない   感覚を 失う  

自分が 殻(空)のままでは   

サイレンも 鳴らないし  炎も  見えない  

夕方  自粛に飽きた  数人が  通りで  

大きな声で  むしゃくしゃを 語っていた  

ムカつかずに  自主的に 聴こうとすると  

同情もできる 自分を  確認したが   

同情など  するわけではない  

* 外出禁止令下のロシア中部の町では、外で大声でしゃべる  

5人の若者を、男が射殺した。 (4月5日)


こんな状態で  散乱した本なども  手にとっては  

捨てる   

読んで 面白い本  続けて読める本が  ないのは  

こういう時 だ   

自分が  殻(空)のままでは   

知の 発動もない どれも 雑草になる   

本を買う 衝動は  どこから得られるか  

書店や  読書中の  興味や好奇心  

いつのまにか それに侵入され  「注文を確定する」 を  

また 押してしまうのだ    

部屋に入れると  ほぼ  屍体となってしまう  

書籍という  隣人  

まれに  知に欲望の 火が灯り  

本を開くことが  最高のパッションに  思える  

まれに、   だから  すぐ消える  

マッチの 火のようなもの だ    

数ページ読むと  次の本を  物色しているが  

ただ 暇だからに すぎない。  思いつきで  

別の本を  また数ページ読む  それでも   

読むだけ  まだ  ましなほうだ   

自分に  知を燃やす 火を入れようと しないのは  

どうしてか   血のめぐりが  

悪くなっているの だろう   

目的も  報酬も  あるのが わかっているのに  

うだうだと  酔えない見えない 酒を  汲み  

酔えない聞こえない 沈黙の音を  聴く  

なにもしない  継続を  どんな秤で  

測れば  いいのだろうか  

徹夜など しなくなった  この頃で  

午前3時半を  回ったのは  偉業にさえ 思えるが  

その 証拠に  

眠くなって  肩も重く  この祭りも   

もたないのかもしれない   

まだ  寝るな  

前略  まだ 寝るな  

追伸  まだ  寝るな  

そうは言っても  まだ  寝るな  

いや!  もう寝るわい   



寝ながら  祭囃子でも  聴くわい  

自粛の  自粛による  自粛のための  

生活とは  いかに  

コロナの コロナによる コロナのための  

ラムズ・・  とは  いかに

あかん!  すり減って  頭蓋が  

すり鉢状に  なってまう  

アホ! もう  寝るわい   

あの人(母)は  寝るのが  しあわせだ、と  

自分を  語るのだった  

その時も  寝たら  何もできないじゃん、  と 

いうのが  僕の 弱年の 通説 で 

今も  それは 変わらぬ   

つらいから  眠るのは  しあわせ だろうが  

僕は  今も  眠りたくは ない  

夜の祭りは  朝まで  続くから   


図書館の 借りた本も 6月16日まで  延長に  

伸びた 自粛と共に  

夜の祭りは  はじまったばかり  

天皇制には  頭は 良し悪しを 想い  

正田美智子さんの 婚姻シーンには  わけもなく 感動している

今朝は  憲法記念日で

憲法改正は  賛成だが  

自民党案には  もってのほかだ、と  

祭りの話題には  こと欠かない  

朝焼け 前の

鳥の さえずりが  聞こえはじめ  

今夜の  祭りは  終わりを迎えるようだ  



一日が 祭りと共に  終わり  

また 一日が  たった今  生まれる   

ほら  退屈も  孤独も  

とっくに  忘れている   


僕らは  


これも 生きざま  戦い


この時が  

我が 時 、


拳を 握りしめる  


力の  あらん限りの  


” 我が 時 ” だ
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