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やすらぎに集う [やすらぎ]

花を くれた 君の手  

どこにも 行かないでと 言いたげだった  君の口唇  

どこまで ついて行けるか  わからない  僕の心  

伝えてくるものは  遠い  

鳴り響いてくるものだと  わかるために  

明日に  レコード屋に  寄り道を  させてはいけない  

道路に  点が はじまり  

多くの点が  染みになって  人家の窓が 開いて  

雨が 降って来たよ、と  家人に  知らせる 声  

大きく 両の手を  広げて  

誰かを  迎えている   そんな時、  時の彼方 が  

見えている   

ああ 時の彼方で  僕は なにをしているのだろう  

君は  ああ  想像できない  君の美しい姿  

カルモテン  カンブリヘキシトリン   ユンヌウンヌケキューラ ソ  

愛が  舞う  

古い時代の  カンテラに  照らされた  詩篇が  舞う  

愛してる  こんなに  雨が  舞っている  

濡れた 新聞紙が  くの字に曲がり  ソキューラ ソ 

音符が  ほら、雨粒の周りを  螺旋に   舞う  

きれいだね   美しいね   感動だね  

ガラスの  ストレッサー  ポットの 揺らめき  マウダソレティ  

心の 謀りごと   無礼な月に 質問する   宵の口  

なにも  疑えなくなってしまった  善意の うさぎよ  

僕が  耳を つまんで  持ち上げてやろうか  

曼荼羅  側転   皇居入口  感謝満点   ソラシド レ  

ヒマラヤ杉の  花粉よ   

愛が  舞う   

それは こういうこと   乱れる心  ランシン   カンシン  

関心  歓心  そして 感心 ・・・  

英国製の 家具に  感心する  君  

僕は  君の 歴史に  潜り込めない  

とまどい ためらい  悲しみの バレリーナが  

踊ってくれるのだろうか  シルクの庭に  つながる  

カーテンコール!  うやうやしく  銀色の虫が  

挨拶の口上で  舞台を  駆け回る  

なだれ込む  水色の  太平洋たち  蟹の たわむれ  

片手を 挙げて  なにを誓うのか  

歩いても  歩いても   無言ばかりの 棕櫚の木  

大切にされたいわけではない と  哀しい眼の  

シュテラインと 名づけられた  シェパード犬  

君が うちに来るのか   うちを捨てるのか  

長年という なにかが  潤って 震えている  

僕らは  ふたたび  時を   追いかける  

君らは  ふたたび  あの時を  尋ねる  

悲しいね  嬉しいね   なつかしいね  なにもかも !   

回る   回る   広がる   広がる   

なんて  すべてを  抱きしめたいのだろう !  

なんと  君たちに  会いたいだろう !  

なんて  君らを  愛していたことだろう  !  

そして   今も  

そして ああ、  今 も  


誰か  僕の代わりに  時の彼方まで  突っ走ってくれないか  

モウさんは  僕のうちに   朋(とも)あり  遠方より  

来たるの訪問を  してくれなくても  いいんだよ  もう  

今は  ただ 待つ   神のような  すり足を  

路地裏の  くたびれた ゴミ箱から  天使は  現れるだろうか  

跳ねる 雨粒   鳴りだす  トタン板  

そろそろと  歩き出す  僕の  こころ  

仲間が  バイクを 連ねて   出発を 待っている  

グウの音  ドライブの神経  かんざしの黒髪  

寒い 冷え切った君には  毛布と 味噌スープを  

にんじんの喜びは  君のこころに  届くだろうか  

誰も 待っていない  

誰か  待っている  

その間で  悩まないように  

魂を 立脚させるとは  どんなことを 言うのだろう?  

そもそも  魂って  なんだろう?  

僕の  魂は  ・・ わからないよ  

君の は  ・・・・  なぜだろう、  よくわかるよ  

君が  見えなくても  

君が  聞こえなくても 

君が  肌合いに なくても  

君が  匂わなくても  

それらが  ほんとうに  必要だろうか?  

この 感じ   

この 味わい  

この 感触  

この たしかな 感覚  

それが  なに、  とは 言えなくても  

君が  わかる  

わかる  

わかるよ!

なにも  なければ  なにも  還って来ない  

空(くう)を 掴んでいるなら  そこには  なにもない  

魂とか  知らないよ  そんなものは  

でも  そんな  魂とかでも しかたないから 呼んでいるもの  

それが  あっても  なくても  ほんとでも  嘘でも  

そんなの  気にして  どうするの?  

気にすることが  大事なの?  

フラメンコとか  陽気じゃない   フフ  

手拍子とか  こころ 浮き立つじゃない  テテ  

どうして  こんなに 空を   感じるんだろう !  

こころが  広がって  泳いで ゆくんだろう !  
 

君が  好きだ  

なんて  

なんて! なんて! なんて ! 、   

その、 それだけ  なんだろう  

どうすればいい、  この  ・・  

この 広がり続ける  限りない  こころたち  

もう  それは  僕を  通りこして  ひとつではない、  

鳴り響く  頬杖?  あくび?  いたずら?  

子供たち?   皆で  大きく  

柔らかな ベージュの空に なっている?  

どうして  君たちは  今晩 そっと 来たの?  

どうして  こんなに  集まれるの?  

アウドウネス  ユハンフェモーネ  ライハンベルグ  サルーネ  



 生きる、 その水の中に いる

 遠くを  見とおす  池にいる  

 広がる  空に  泳いでいる  

 あなたを 愛したい  

 君に  逢いたい  

 なぜ 永劫の 地を  求めるのか  

 生きるのは その水を感じること  

 遠くを見るのは  目の前が  わかること  

 広がる こころは  根のない  軽い魂 かも  

 悲しみが あれば  雨に 打たれたい  

 喜びが あれば  誰かに 伝えたい  



 これからも  

 僕は  生きる  

 そうですか、 ご自由に  

 君も  生きるんだよ  

 どんな 生物も  ただ 生きている  

 鉱物も  重力エネルギーとして  生きている  

 どんな破片も  重力は  宇宙の果てまで  届いて ・・  

 存在の 工夫は  この重力を どう集めるか  

 人の心が  無限に 届くように 作られているのは  

 可能性が  無駄なものではなく  

 条件次第で  すべてが可能であるという  

 夢を  担っているから    

 人は ただ 生きているのではなく  

 生きるんだ  

 ただ ・・・・・・・・・・・・・

 生きよう とするから  

 ・・・・・・・・・・・・・・・  

 生きるんだ

 






*やすらぎを見つけるのは、大変。思いもかけない時・処に、それは  

 いるから。がんばってみないといけないのに、もうこれまでと、  

 そういう時に(そこまでやってみて)、がんばりを外した時に、”不動の(?)  

 やすらぎ” が待っていたりする。 がんばってみて。
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