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僕らの夜と地球をごちる [自然]

ブログを書いている、・・今?  あまり意識していないことを意識  

している。これ(ブログを書く意識)から書くことは、なかったろう。あまり 

深く潜らずに今回は書いていきたい、(できれば、― 気分は僕の自由に 

ならないことが多い)。  

君はそこで何をしているのか、・・ が、とても気になる。 と言っても  

この時刻。 人は寝ている。僕は寝てみたが、短時で起きてしまい、  

音楽を聴く。体力があると、この時間はなにもしていないほうが、心地  

よい。映画やドラマなど刺激の強いものは、邪魔になる。 どの音楽が  

気に入るか、ロック、洋和ポピュラー、ジャズ、ボサノバ、中国古曲、 

クラシック、・・・とサーフィンするように切り替えて聴いてゆく。 気に  

入る曲というのはジャンルとは無関係なのだ。それにしても、書き始め  

てしまうことができると、不思議になんでもよくなる。耳に聞こえても、  

心は聴いていない状態で書くほうに集中しているから。  

1年も前か、それより少し前か、書かずにいられない内奥の(表現の)

蠢きは弱く、少なくなってきた。 それで書くことはいつでもFullにある 

のに、書かずとも夜を楽しめる、そんな生活になってきた。  

いつだったか、布団のまわりの本を片付けたのだが、あの斜めの本棚  

を作った時である、本の購買欲=好奇心だけは旺盛で、いつのまにか  

同じ分量の本が重なってしまっている。散らして読んで、あちこちへと  

渡るので、本もそこらに適当に置くから、元の、床が本だらけの部屋に 

もどってしまう。必要なのは、自分専用の図書館風の図書室だと思う。  

しかし、資金があってもそんな部屋は作らないだろう。きちんと整った  

本の部屋にはなじめないだろう。ものが雑然と置いてあるほうが落ち着く  

のだ。ゲーテも自分の家に書斎を持っていたが、なんとガランとした部屋  

で椅子と机だけがあったそうである。わかる。読書する本だけをもって  

その部屋に入ったのだろう。壁だけで、目移りする書棚は一切ない。  

集中して本が読めたのだろう。基礎から積み上げてやるほうが性に合って  

いる人はそれが似合っているのである。そういう「性」というのがどこから  

来ているのかと思うと面白い、不思議だからだ。  

ゲーテは科学研究もしていて、論文も多い。しかし、魔法的だったのでは  

ないか と、僕は勘ぐっている。ニュートンの光学に反対して、間違っている、  

と自信たっぷりに、自分の光学の大著をものにしている。僕の勘繰りでは  

実証できない非科学的な光学だったのではないか、といつか読むだろう、  

とその本だけは準備してある。   

科学は誰が実験しても、繰り返しても同じ結果が出せる、という実証性が  

決め手になる。ニュートンの光学が認められたのは、もちろんだが、ゲーテ  

のは実証性がなかったのだろう。理論だけでは認められないのが、基本。  

ゲーテの研究はむしろ、超能力者関係の方面で好まれ、認められている。  


夜の欠点は、体力や気力が落ちていると、孤独感に耐えがたくなることだ。  

寝るのが一番、となる。実際に”夜の気”ばかりを受ける生活は長くしない方 

がいいように思う。昼間の太陽のエネルギーは明瞭で、健康に明らかだから。  

それで夜も平気だという、今夜のような充実している時は十分にしあわせを  

味わえる。 夜明けが来るのが楽しみにさえ思える。ひとりを楽しむことが  

できるというのは、社会から受ける楽しみではないものを味わえる要素が  

身に備わった、ということが言えるのではないか、という気がする。 昼間は  

当たり前に楽しめる、それで夜も楽しめる、となると今の人生は得している、  

と感じる。 結果がすべての言い方だが、それまでの努力とか見返さなければ  

ということで、損得の帳尻は合っているように思えるのだ。 

夜は暗くてもいいのだ。書く都合で明るくしているが、なにもせずに真っ暗な  

部屋でも、変だろうが、十分楽しいのだ。 今だけが本来だが、今回は長く  

コロナが終わるくらいまで何か月も、音楽のある夜も、音楽のない夜も続く  

と思う。  

夜の底が割れて、白み始めて来た。一日を迎える。  

地球が自転していること。地軸が傾き、この速度で回転するから、この速さで  

夜が明ける。それがおよその東の空に及ぼす影響は、どうしてこうも美しい  

のか。どうして月はあるのか。月の重力によって、潮の満干があるだけでなく、  

地球の回転も安定した。なければ、毎年例外なく、異常気象状態だっただろう。  

自然を知らずに、侮ってはいけない。夜にも知られざる恩恵がある。人は  

見えない、聞こえない、感じもしない沈黙の恩恵があるのを、忘れつつある  

ようだ。 空がピンク色に染まりだした ・・。  (ソフトクリームを食べて  

祝いたくなるように、美しい <笑>。)


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