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喧嘩する情熱と虚しさ [熱と冷]

ああ、 よっ!

今夜は 音楽がよく  聴こえる

気持ちよく 聴くのは 

いつから なかったことだろう と

思ってしまうほどに  気持ちいい

皮膚が 勝手に  震え 

その音色を 吸い取って 

いるかのように 

(浅瀬)・・に いるようだ 

海草の群れに  海は 揺れている

その水の  質感 

手応え 抜群だ 

赤い小魚 の 群れが 

逃げ惑う 

そんな 夏が  よみがえる


あの頃の 元気さというのは

まったく 気づくことのない

むなしさという 闇が   支えていた

死ぬには 早すぎる  という

言葉が  好きだった 

冗談ぽくって  よかったと

思ったが  どうすれば よかったか

という 答えのない 世界に  

窒息しそう だったのに 

むなしさは  透明な 見通しを

与えてくれた


それが 希望ではなかったに せよ 

透明な空気を  引き裂くように

僕らは  夏を  走った

走った  がむしゃらに 

なにもすることがないから  

なにかしないでは いられない  

知らなかった  そうだったとは 

それが 自由の苦しみだとは

まだまだ  知ることもなく

なにをしても  むなしさが 

残ったという  

青い 悲しみが  心を 

切り裂いた 



それでよかったとも  わからず

手を  指し伸ばした 

暗い 岬の  その先に

たどり着く  僕らのゴールが 

見えるんじゃないか と

泣きそうな気持で  歯を くいしばり

なにが 起きても  

平気 だった 

すごいギャップも  気にする 

暇は  なかったよ 

ホアッ キャナイ  ドゥ

なにが できるかなんて

考えなかったよ


この世界は  自分のものだ 

それが わかっているのに 

思うように ならない 

だから なにかが 間違えていると 

そうではないのに 

答えが  わからなかった 

どこまでも  自分を  通したかった

それはできない という声を

聴きながら  

どうにかしようと  あがいていた 

それで  正しかった とは  

それしかできない とは

知らなかった  

人は  その弱味を 見せる人間を

好むのを   知らないように


お互いに  もう 何も言うことはない

そういう地点まで  

行けなかった のだろう 

言い訳や  愚痴で  

なにも ならないと  知りながら

言いたいよ  

どうして  僕らは  僕ら自身から

生きてはいけないのか

謝りたくても  

なにに 謝るのか  

ほんとうに  知らない

迷惑を  掛け合うのが  僕らじゃないの?

どうしようも ないのは 


そこまでだよ  おっさん

なんで 近づいて くんの?

なにか  しゃべってみたら?

いい加減に  しないと 

(無言に なる)  

にらみ合うような 恰好のふたりは

おっさんが  踵に 蹴りを入れられて

転ぶ   (注1.)



さして 理由もなさそうな

喧嘩も  あれば 

小さな 諍いで  殴り合い

病院で  手当を  受けながら

お前、強いな  と

仲直りをしている  わけのわからない 

連中もいる  

殴り合った方が  直截な 相手を

感じて 変な連帯感が 

生まれるらしい   (注2.)

僕らは  そういう人間の  

集まりだろう 

わかることなど  ありもしない  

その場で  相手と 良くも悪くも

やりあう しかない 


我慢できる者は  するに越したことはない

自分は そうなのか?

そうじゃないのか?

わからない  その時になって みなくては

これが  一生続いている 

のじゃない?

のじゃない?

完全な答え ナンテ  

10年後に 出すべきものなんじゃない?

だから 

10代は  どうしようもない 

自分は  20代から  育つ

20代が 終わったら  人生 捨てなよ

もう新しい 人生が必要に なっている

30代が 終わったら  人生  捨てなよ

もう 違う人生が 始まるのに  気づけない

40代が 終わったら  人生  捨てちまえよ

残す  寿命の20年だって  30年だって 

まったく

人生やり直すように  できているのに

同じ道を  歩けると  思っている

「あんた 馬鹿?」(エヴァンゲリの

明日香の言葉)

どう あがけばいいのか なんて

誰も 知らない

どうして?

人生の 達人は  いないからさ

人間関係や  仕事のうまさという

社会の達人は  いる 

が  人生は  別物だ 

社会的成功も  職場での信頼も

家庭的な満足も

それは 一部では  なんとも  

なんとも  なんとも  なのだ 



今夜は 音楽がよく  聴こえる

気持ちよく 聴くのは 

いつから なかったことだろう と

思ってしまうほどに  気持ちいい

皮膚が 勝手に  震え 

その音色を 吸い取って 

いるかのように 

今夜は  勝手がいい  


ああ  抱きしめたいよ

この わけのわからない 世界を


血の涙も  あたたかい涙も

流す だろう

僕らは  いつまで 

今のままで  このまま続けばいい と

これからも  

なにも心配が ないように 

願い続けるのだろう 

そして

避けられない 戦いを

戦い続けるのだろう




:::

「まったく理解に苦しむが、」自分

がそういうことを言うのがおかしい

のは承知しているが、この世で

心配することはまるでないことを。

これが真実であっても、そして僕には

そうだと知りつつも  “理解できない“ 。 

また、

僕らが新しい自分が迎える各世代を、

まったく新しく切り開く気概があれば、

気づきを速くすることになり、僕ら

は問題よりも先に進むことができる

はずなのだ。(思考の速さ・文明の武器、

マシンの開発のことではないのは・・。)



:;:注

1.おっさんの無言の接近は、YOUTUBEで

見たが、結末がなく、勝手に加えた。

2.僕の会社の飛び込みセールスNo.1の男が

何人かと飲みに行って、帰りか?土方(土木

作業員)の数人とつまらないことで喧嘩に

なったらしい。

その男から聞いた乱闘の話、昔だ。
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