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とおくまでの道すがらに [道]

僕は 日本に 生まれた  

それが なにごとであるか  そんな  

思いとも つかぬ   感慨だろうか  

あるわけが  なかった  なかった  

そうして  こうして  いる   ・・いる  

僕は  なんだろう、 と  

考えの 上では  思うことができる、  

自分への  思い  

それは  熱くも ならなかったし  

深くも  ならなかった  そして  

浅くさえ  浮上する ことも  なかった  

僕は  いつ  自分を消し去る 決心を  

つけたのだろうか   

そんな大事なことなのに  自分が  わからないうちから  

早くから  ・・・  ああ  そうか   

あの時に  「自分を 信じてはいけない」  と  

声なき声に  言われたからか  

それから  どうして それが  自分を消したい、と  

その変遷が  よく掴めない   

雨だれに  時の  流れを 聴くように 

音なき音に  耳を  澄ましたら  

なにか 聞こえるのだろうか  

僕が ここに  こうしている  理由(わけ) を  

今以上に  知ることが   できるのだろうか  

ここまで来た 自分を   僕は  

よく  知っている   知って 知るほどに  

それは  思い出しても  しかたのないこと  

後戻りする  必要がない  それしか  

生きる道がない  そんなような  

心が  立ち止まって  青ざめている  

くり返さないための  ひとつしかない  道 ・・  

だった   (ソウダッタ ・) 


だから  当たり前に 来た というのでは  

ないだろうけれど  

こうして  生き残ってきたことが  

その 感じが  つかめない  

真に 存在しているのか  その あまりの 希薄さに  

生きているのか  確かめようか と  

考えてもしまう  短い  ひと時  

僕は  尋ねようと      ・・する  

生きて  よかったか、  と  

生きて  よかったか、と  

目頭が  うるんで  

 自分を   慰める  

生きて  よかったか、と  

僕は  それで  よかったか、  と  

私は  それで  よかったのか、 と  



・・・・・・・・・・・・・



いいに  決まっているのに  

それを  言いたくない  

・・・・・・・・・・・・・・・


悲しみは  ここにある  

それは  終わらない  

それは  終わらないのだ   

彼らの  頭を 撫でてやっても  

ものごとを  諭して 聞かせても  

彼らは  逃げるのを  やめない  

どうして  僕らは  やさしく あろうとする のだろう  

どうして  彼らは  正しく あろうとする のだろう  

それが  隠れて 逃げる理由なら  

都合の悪い それを  認めない 

自分に見せたくなければ  自分は  見ない  

頭を  撫でてもらいたい  だけで  

彼らは  慰安して  欲しい 

自分の不安を  自分で つくりながら  

見えない 雨を  降らせる  

涙の  悲しさの 理由(訳) を  知らない  


その悲しさに  向かうことは  彼らには  

できないことだろうか  

彼らにできることが  少ないなら  その 少なさから  

できることが ないだろうか  

せめて  

悲しさに 向かって  叫べないだろうか  

狭くなった 心から  声を  

上げることは  できないだろうか  



ああ  君よ  

やっと たどり着いた  君、  

とうとう

孤独が  一段階  深くなった  

それでも  君は  気づかない

なにも  言えない 、

君の  悲しさ   

遠い  悲しさ よ


なにも  言いたくない 、 

僕の すぐそばに いる   

儚(はかな)さ よ   



僕らを  見つめる 、

あなた  

あなたの  悲しさよ  



蚊、 とか ・・・

冬眠を 終えた 蠅、とか ・・・




高気圧 ・・・

雲海 ・・・  

翼が 1km もある  鳳凰  ・・・  




この世の  ある限り  

生きる   限り

さて、  

君に できることは  なんだろう  

君に できると思うことは  君にとって  

なんだろう ?

向き合うために  

できることは  なんだろうね  


ここまで 歩いて来たのは  

投げ出して しまうこと ではなかった さ  

なにに 捕まろうか?  

まず、  日本人に  なってみようか?  

はるかに  縄文の  海から  

航海を  始めてみようか  


悲しみと  ともに  

大海原へ  



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