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ヒントは量子力学all by my inner [量子力学]

量子力学を一般読者向けに解説した本を

読んでから、1日経って黙考していたら、

「わからないもの」と呼んだことへの答えが

導き出されて、納得した気になった。 

今までそれは考えてもわからないものだった

から、そう呼んでいたのだが、前々から

量子力学の常識に従わない、理解不能さに

似ているとは、思っていたが、量子学の

A粒子とB粒子が例え何億キロと離れていて

も、片方の粒子に何かが起こると、それが

瞬時にもう片方の粒子にも影響して、変化

する、というものだ。そんなことは日常世界

では常識でありえない。

だが、量子力学では「ほとんどの物は正確

に見たり感じたりはできず、確率と偶然に

包まれたあいまいな形でしか予測できない。」

「不思議な量子の世界では、粒子は波で、波

は粒子である。」

「粒子の正確な位置は予測できず、粒子が

最も存在しそうな場所しか予測できない

のだ。また、粒子の位置と運動量の両方を

高い精度で求めることもできない。(中略)

このあいまいさは決して取り除くことができ

ない。量子論の限界を超えて物事を正確

に知るための「隠れた変数」は、現実には

存在しない。」

「さらに不可解なのは、複数の量子系の

状態が「重なり合う」という現象である。

電子(負の電荷を持つ素粒子)や光子(光

の量子)は、二つ以上の状態が重なり

合った形になりうる。したがって、「ここに

あるか、あるいはそこにある」と言う代わり 

に、「ここにあり、かつそこにある」と言う

ことになる。二つの穴の開いた壁に光を

当てると、光子はどちらかの穴を通るの

ではなく、両方の穴を同時に通り抜ける。

原子核の周りを回る電子は、同時に

たくさんの位置に存在できる。」

「量子論はわれわれの持つ科学という

概念に疑問を投げかける。というのも、

われわれが微小の世界の奇妙な振る

舞いを真に「理解」するのは、不可能だ

からだ。そしてまた量子論は、現実とは 

何かという問いを突きつけてくる。遠く

離れていても協調して振舞うような、

「絡み合った」実体の存在する世界で、

「現実」という言葉はどういう意味を持つ

のか?」

「ヒルベルト空間、抽象代数、確率論が、

量子現象を取り扱うための数学的道具

である。これらの道具を使って、われわれ

は、実験結果を驚くほど正確に「予測」

できる。しかし、そこに隠された過程を

「理解」することはできない。」 

―、以上が量子力学からの骨子であるが、

もう一昔前の本の説明である。基本は

変わっていない筈だ。 

量子力学が物事の真実に近づいている

という感想は、もう数十年も前に持ったが、

「量子の絡み合い」というシンクロに似た

現象を起こすのは知らなかった。それに

似た、重力は宇宙の彼方までも届き、

かつ影響するということだが、それは

相対論からの重力理論からだ。

僕は無意識と自意識とを量子論に結び

つけて考えようとは思わなかった。心と

科学では反りが合わないと考えたから

だが、この考え方は僕の無意識への

感覚には都合がよく、「わからないもの」

を考える手段を提供してくれる。

僕が心の「二重構造の重なり」を書いて

きたのは、外界の現実との調整を行う

内面と、内面の乱れを調整する心の

二重で二層のバランスを意識してきた

からだ。

まず、無意識から説明しないと、誤解した

ままではこれからの話の理解に及ばない。

ユングも言ったように「無意識はない」。

それは意識が「無い」ことではない、「無意識」

という隠れた世界は実在している、という

意味だ。無意識も意識の実存の部分であり、

僕らにはほとんどだろう。無意識は通常、

僕らの自意識では感覚できないので、それ

は自意識にとっては、無いも同じなのだ。

無意識は自意識とつながった一体の物 

だろう。が、自意識にはそれを感覚する

第六感以上のものがないか、隠れていて

働いていないので、五感の世界を離れて

は考えを及ぼすことができない。

僕は微小な感覚で、無意識と交流した。

しながらも、そのあいまいさから、これは

単に自分が発明した錯覚のような感覚で

はないか、という疑念がいつも些細ながら

あった。

ところが、量子のシンクロ現象を知ってから

黙考して、気がつくとそれが「わからないもの」

の感覚に合致していた。僕の中ではそれが

証明になって、自意識と無意識との心での

バランスを取るそれぞれの同時進行であり

ながら、片方しか感覚できないので、それを

自覚できなかった、ということに思い当たった。

まさに、量子論のように”量子の振る舞いの

過程は理解できない”のだった。

無意識が存在するのは間違いないようだ。

今までは微小な感覚から推測することで、

それを信じようとしたが、これで内面だけで

なく、自分でもかなり信じられる。

著者のアミール・D・アクゼルはわれわれ

がこの微小の世界の振る舞いを理解する

のは不可能だ、と「量子のからみあう宇宙」

で書いているが、自意識には無理だろうが、

無意識への理解が進めば、可能だろう。

いずれその時が来れば、別な方向から

新しい相対論なり、新しい量子論というもの

である新物理理論が発見されるだろう。

そういう原理は常に追い越される。もし、

無限という事象が真実ならば、原理も変化

し続ける現実世界を追い続けることになる。

それが過去しか追えない知の宿命だから。



以上、 僕の中の証明は終わる。::


4. 1



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