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江藤淳の漱石・小林秀雄を40頁読む [江藤淳]

今日は本を買わずにおこう、という決心

は無駄である、僕の場合。食傷気味で

ある時は買わずに済むこともあるが、

体に余裕がある時は、まず目についた

本は買う。

中身をめくって、主に目次で気になる

文字があれば、間違いなく買う。

そうして、今日も予定ではなかったが、

文庫と新書で4冊を購入した。しかも、

マクドで珈琲を飲みながら、感動して

読んだ。江藤淳の戦後の私―だが、

漱石に意外に深く入っていた。あと

一歩だったのに、と感じられないこと

もないが、それはまだ未定見なので

せめて「こころ」を読んでから書いて

みたい。あと、小林秀雄と私にも、感心

した。彼は言葉に関して、音との

つながりがあるようで、小林が亡く

なった晩に眼を潤ませながら、出版社

や新聞社の電話で眠れずに、本居

宣長補記を読みながら、文章が眼に

入らずに行間から、小林の声が文章

になって聴こえてきた、という叙述に

感心し、また面白いと思った。

とてもベルグソン的で、イマージュの

内容を実現化したと、暗に言って

いるので事実だろう。

江藤のを読んだのはその一部で、

他の3冊も一部読んだが、興味

深かった。

日本の道徳観は異常に古い処から

これも自然に縄文に結びつく気がした。

17世紀に仲よくしろ、という憲法が

作られた(和をもって貴しとなす)と

驚くのが欧州人らしいが、いや、

17ではなく、7世紀だというと、さらに

驚いたそうだ。 と書いてある、

十七条の憲法のことだ。古事記や

日本書記より100年以上前には

成立していた、ご存じ、聖徳太子だ。

あの国民歌手の三波春夫、お客様は

神さまですで有名な人だが、あの人が

古代研究をしていて、偽書に拠るらしい

が、十七条憲法は5つあって、全部で

85箇条の憲法だという異説を述べて

いるらしい。変だが、面白い。

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