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危機のまっ只中 [危機]

物価がまた値上げされて、生活が

どうのこうのとニュースでやって

いるが、それがどうしたと言うのか。

問題は僕らが自覚していないことに

ある。日本の物価指数など%にしたら

大して上がっていない。

海外では日本の3倍4倍の率で上がって

いる。日本なら悲鳴を上げているだろう。

ではなぜ海外では悲鳴が上がらないの

だろう?

それは給与水準が違うからだ。

日本は世界で給与水準は25位あたりだ

そうだ。平均年収、僕の今の為替で計算

を大雑把にすると507万円ちょい上か。

ところが、隣の韓国のほうが上だ。

560万円くらいで年間53万円も上、それ

は月額で4,33万円違う。大したことは

ないと思う。

しかし、少し前まで経済大国で中国に

抜かれたばかりだと思っていた。中国は

給与は低い。しかし、欧米諸国では皆、

高い。イギリスで平均年収650万くらい。

これだと月額にして12万円も違う。

日本の働く女性が手取り17万とか言って

いたが、イギリスでは29万の給与と

いうことになる。同じく、1位のアメ

リカで962万、月額でなんと38万だから

21万も違う。(各国からの日本との年収差

を12等分したもの)


ネットで見たニュースでは日本人の

オーストラリアでの工場バイトで

年に750万を稼ぐというから驚く。

生活費は節約して月20万、年で240万

というから年で貯金が500万円できる。

だが、オーストラリアの平均年収は

660万くらいだから、この話は上乗せ

してあるのかもしれない。

だとしても、もう経済大国ではない

だろう。与党も野党も予算の組み立て

やその批判に明け暮れしているが、

膨大なカネが急激に防衛予算に流れ

込んでいる。

国民の生活が十分に満たせるほどな

のに、なぜこうも日本は落ちぶれて

しまったのか。

小泉政権で非正規雇用を法案で通した

ことがその一因であるのは明白だが、

その裏にはカラクリがある。

マスコミも報道も自壊してしまって

いる。この国についての議論はまとも

にされることがない。徹夜のTV討論

でもつるし上げに終わってしまう言論

にまともな判断ができるはずもない。

政治家はどうして動けないのか。石原

慎太郎はどうして国会から引いたのか。

小泉純一郎はどうして勝っている選挙

だったのに、次の総理を目指さず、

引いてしまったのか。 

どうして彼の時に郵政民営化が選挙の

争点になったのか、そうしたのか。



日本の物価が安いのは特に悪いこと

ではない。外人観光客にとっても

円安なので、もっと具合いいだろう。

問題は日本の土地も企業も人材も

安いことだ。給与が安いので、倍

出しても海外では採算が合うのだろう。

どんどん日本のリゾート地は買われ、

アフラックやメットライフ、チューリヒ

などの生命保険会社が保険業界を席巻

しているのはなぜなのか。

そこにはちゃんとしたシナリオがあって

日本の政治家はそれに巻き込まれている。

むしろ手先になっていると言ってもいい。

しかし、僕らは卵の値段が3倍になった

とかで騒ぐ。

ゆうちょが民営化されれば、外人の重役

も誕生するわけなのだ。そういうつな

がりができている。

日本の食や水などあらゆる方面で侵蝕

が盛んなのだが、そういう方面に目を

向けないようにすでにマスコミや報道が

足を引きずっている。前に進めないで

肝心の日本の将来に関わることには噓

ばかりを流している。

そうしてアニメやゲームの文化で

表向き世界を席巻したつもりでも、

このままでは一有事によって日本は

沈んでしまう。そうなってみて初めて

僕らは何を失ったのか気がつくだろう。

そして、どうしてそうなったのか、

わからないままなのだ。

国連のIMFなどが乗り込んできたら、

経済がめちゃくちゃにされる操作を

平気で押し付けてくるだろう、アルゼン

チンだったか、ギリシアだったかに

したように理不尽な非人道的な救済策

で。

何が起こるかは言えないように、これ

からどうなるかは具体的はわからない。

が、この無自覚な空気の中で、危機に

対応はできないだろう。僕らはやられ

てしまっているのだ。言論も騒ぎよう

がない。ただ全国民が蜂起すれば、まだ

間に合うだろう、と期待論を言うばかり

だからだ。つまり、わかっていても

なにをどうしていいのかわからないのだ。

戦後のツケが60年もして、この先回って

くるらしい。

歴史も経済も精神もすべてが今につな

がっているのだが、それぞれの部分部分

しか見て、語っていないから求心力が

ない。このままでは負けるだろう。

まだ諦める時期には早いが、どこにも

手を打つ算段の芽が出ているようにも

思えない。

このことに向き合う力があれば、自分

で調べてすぐに状況がわかり始めるの

だろうが、・・・・・。



例えばの話もできるが、戦争や平和は

もっと単純で進んで決壊するし、その

因は複雑に絡んで、解いている暇は

ないはずだ。

令和5年 4月 


::

防衛費を何兆円も増やすということは

世界で最も儲かると言われる、武器を

アメリカから買うことだ。第2次大戦の

戦勝国は英国も仏国も、武器売買で大きな

利益を上げている。西アフリカはほぼ

フランスの植民地だった。独立後、内戦

が激化してロシアのワグネルが活動し、

いくつか政権に食い込んだ。

・・・・・・・・・・・日本の防衛費

というのは、昔の朝鮮が明などの中国に

毎年貢物をして、属国として機嫌をとっ

ていたのに似ている。そっくりだと言う

べきか。

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