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アウンサンスーチーの髪飾り [政治]

感慨してしまっている。書くことが思いつかず、 

過去の思い出に頼ろうとしているからだ。 

今現在の心理を書く気には、なれない。 

内面は安定している。外側がとても騒がしい。 

関心はコロナよりも、世界のことになる。 

やはり、なんとか外へ出たい、と考える。 

ミャンマーに現地支社がある会社の許可で

仮出張の形でミャンマーに行けないだろうか、

と空想したり、 ・・・。 

しかし、現代ビルマ語を少しは知らないと、

話にならない。そこでもう躓いてしまう。 

なにか他の方法で現地の生の情報が入ら

ないかと。  (ミャンマー放送もダメなようだ)

ミャンマー(ビルマ)へ入ったことはない。

旅行に半月で疲れてしまって、タイから帰国

のためにマレイシアに飛んだので、隣まで

行ったことになるが、初めから予定に入って

いなかった。飛行機を使わず、陸の移動で

予約をしないその場の場当たり旅行をして、

初めてだったので、ダウン寸前、三日はホテル

で食う寝る以外はしないで過ごすか、と思った

が、年末になっていたので帰国を選択した。 



アウンサンスーチーはどうなのだろう?

ロヒンギャの処遇に対して、全然手を打てず、

ダメだと思った記憶がある。この人の書いた

「自由」という本を開いてみた。今、読む時間

もないので、30%理解の資料読みで、かい

つまんで理解してみた。他に、ミャンマーに

27年住んで取材した朝日の記者の記事

などを参照したが、十分ではないのを承知

で勝手なことを書きたい。


まず、彼女は信念の人ではない。その意味

合いでノーベル平和賞を受けたそうだが、

彼女の信念は、父のアウンサン将軍の理想

的信念だ。彼女はそれを自分のベースにして、

それを借りた形で、行動したらしいが、もともと

政治的ではない。文学的、外交的な人物で父に

乗っかる形で政治に参加している。損しか見え

ない忍耐や現実的に汚いことが嫌いで、そういう

面での実行力がないために、肝心の政治手腕

が問われてしまう。いつも髪に大きなきれいな

花飾りをつけているのに違和感を覚えていたが、

彼女は美しいものが好きなのだ。だから、贅沢も

好む。そして、そういうものが与えられる環境に

恵まれたようだ。書いたり、話したりは得意だろう。

また、人気があるので、実際の頑固さが信念の

強さに見える。全体として、彼女は政治のリーダー

向きではない。父のためにミャンマーを民主化しよう

としているお嬢さん。僕には、そう見えた。政治で

汚れるのをよしとしない人だ。人気があるのが仇に

なっている。

これだけの規模のデモになっているので、民衆の

軍政に対する長い憎悪は明らかだろう。しかし、

アウンサンスーチーでは民主化しても、グローバ

リズムに対抗して大国相手に国を運営してゆく

のは困難だろう。 


同じアジアなのに寂しい話だ。アジアはひとつ、

と岡倉天心は言った。まさにそう言いたい気がする。


**
以上、2月上旬の記事だが、まだミャンマーはストで

死者も出て荒れている。民衆は民主主義の夢を見て

取り戻したい。軍部はアウンサンスーチーがどこへ

行くのか、中国寄りにもなったらしく、現実的に

任せておけなくなった。欧米と疎遠の今、ことを

起こしたという。軍部も政治のプロパガンダを理解

しないから、腕力を頼りすぎ。落ち着きどころは

どこにあるのだろう。
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