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太陽とピエロの選択 [選択]

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太陽 3D素材から構成: 


聖なる、という言葉が   なんという  

なつかしさ、 なのだろう  

それに 憧れていた 時代よ  

君らが  それらに  取り囲まれて  

輝くと  思うから  輝いている  

だから   ダカラ   ダカラこそ  

それは 思ってはいけない  

記憶の くり返しに   身を まかせるのが 

うまい  生き方なのだろう  

あると思うものに  祈りを 捧げて  

自分は  燃える鳥に  なるのさ  

ふるえる  涙、   はち切れる  体温、 

静寂な  動悸、   獰猛な  空腹よ 

この夜を  あの日照りを   凍結しながら 

生き抜いた、   雪の日々よ 

なんと  なにがなんでも  

それが なんでもよかった  そのままで  

それが  僕らの理由になった、  聖なる、 ・・・ 

ああ  聖なるものは   僕らよりほかにない  

君らより  他にない   

でも  そのままでは  僕らは  泥人形、 

でも そのままでは  君らは  ハエ取り紙、 

なにかに  身を寄せなければ  なににもなれない 

自分を  ピエロに  思うのさ  

可哀そうな  自分に囚われる  人というピエロ 

精神の反射でしか  鏡に  写してみるしかない、 

聖なる、 ・・・を  求めて止まない 

もう  75億になった  妄想、 

いくら分散しても  それは 大きな力に  なるのかい? 

他の 哀しみが分かち合える のならば   それが  

君らの  勝利に  なるのかい?  

ひとつの噓が  怖いから  

75億に  増やしたからって  それが 

君らの  拠りどころに  なるのかい? 



太陽に  なりなよ  


太陽なら、  迷いようがない 

自分から  燃えて  

自分が  世界の象徴に なって 

汚れもない、 すべてを 燃やすから 

嘘もない、  すべてを 照らすから 

そして、君に 憧れるものも  やがては 

燃やし尽くして しまう  

君に  追随する者は  いない 

それでも  迷いはない  

初めから ひとりで  終わりまで 

ひとり だから 

太陽に なりなよ  

ピエロじゃなく、  太陽に 



誰も  触れることさえ  叶わない 

孤高の 存在というのは  どんな 

気持ちなの だろう? 

精神が  影や 木陰を  つくって  

小さな疑問が  僕らピエロを  迷わせる  

迷わされているのは  僕ら?  なのに  

僕らは  疑問を製造するのを  止めない  

体のギャップ、 こころの隙間、  体と心の 

食い違いが  期待を奪って ゆくよ   

希望を  踏みつぶして  ゆくよ 

ああ  あなたといたいのに  許されないのは 

なぜ? 

子供のままだったら  この迷いはなかったのに  

どうして  迷うようになったのか?  

どうして  こう選択するように なってしまったのか? 

学んだからと言って  なにが  解決したのか? 

僕らがした  このチョイスは   何なのか? 

僕らは  ピエロに  なりたかったのか? 

センチに  泣きたかっただけ  なのだろうか? 

自分を  落とし穴に  落とすのが自分とは 

そういう 自分を   虐げたがる だけ、 なのだろうか? 



心に  溶けてゆく   君の 愛が、 ・・・ 

君の愛を  遠ざけてしまったのは   やはり、 

僕なの だろうか? 



線路を 見つめて歩く  聖なる、夜が  あったよ 

数千の  星屑が  線路に敷きつめられて  

あの瞬間が  迫っていた  

ほんとうに  迫っていたんだよ  

聖なる、 ・・・・ 

ああ  思い出させないでくれ、  

聖なる、 ・・・ 



太陽は  ダメ、だろう  

ピエロは  嫌、だろう  

支配ではなく、  自分で自分を笑う のでもなく、 

他の 道が    ある、はずだ 

そう、 突然に、  気づくよ 



ピエロにならなければ  思出せない、精神  

太陽にならなければ  陶冶できない、 精神 

それは 心の一部なのに  

どうしてこうも   幅を きかせるのだろう  

もうちょっと  小さくなれよ 

遠慮して  弁当でも つくっていなよ 

なにか  大事なものが  あるはずだ  

僕らが  知らなくても  

わかっていると  感じるもの 

それを わかっているとも  思わないで 

すでに  そこに  生きているもの  

時に  愛が 手を貸してくれるけれど  

その奥に  燦然として  ・・・  

それは、   そうなのだな、 ・・・ 

僕らが  君らが  名づけたもの、  

そして、誤解するものとして  されるものとして  

永劫の パンの  匂いをさせて  

ああ  僕らは   生かされている  

もう、それが  僕らにだとか、 誰かにだとかは  

意味も何もない  そういうものだという、 

体が  拒めない、  心が 拒めない、  

精神が 拒もうとする、 ほんものは認識できない 

精神という 鏡だから、 

戦慄が  走るよ、 

喜びに! 

この  なつかしさに  

君は  

君は、 

もう 言葉にしたくない  

君は 生きていた  

思わず、  僕は  

感謝して  しまったよ  

ありがとう、  それだけでいい  

わからなくても、 いい  

君が  

生きていて  くれさえ、いたら 

君を  

いつか  

抱きしめ られるだろう 

視界に  雪が  降りしきる  

バラバラ、と 

白い 紙の 断片のように  

降り、 しきる ・・・  

数え切れない  重なる  空の、うろこ 

手の平に  すぐに 

水に なってしまう、 

その 舞い散る 白が  

終わらない、 

生きていてさえ  

いてくれたら、 

響いてくる、 ・・・   

それが   心に 響いて  

この 曇り空にも  

なれるの だろう、 



あなたと   このまま に 


それが   心に 響いて  

終わらない、 

それが  はじめから  

僕の  祈りだったの だろう  

ふと、  そういう想いが  

窓の外を  

過(よぎ)ったように感じた  



蛍だった、 のだろうか ・・



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