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去り行く桜、君は帰ってこない [詩]

君は  去ってゆくんだね  

僕は  まだ  残っている 

遠くなるね、  この曲 

腐ってしまいたい と  

この心を  投げつけてみるが  

僕は  そっと  動かない  

悲しみが  もどってこない 

君への  気持ちに  誘われない  

チョコのように  

ボロボロに  かじりたいが 

僕は  人を  人と  思わない  

僕を  寝かしつけて くれ  

文学の イメージが  夜の 

路地の街灯を  抱かせたように 

僕も  なにかであっても  

いいのではないか 

僕も  人間であっても  

いいのじゃないか  

君は   まだ  

そこに  いるのだろうか  

僕との 約束を  見届ける  ために  

僕が  生きられるように  

僕が  君を越えるのを  

まだ  願っているの か 

やがて  

現れる  

新しい  劇場で  僕らは  

なにが できるだろうか  

僕と  君との あいだには 

無為の  嵐が来る  

君を  想うことで  

痛む  心の ここを  

踏みにじる  心の強さを  

教えてくれ  



すべてのことは  帰らない 

簡単なことだと  

知らなかった  

思い悩んでいた  あの頃  

今も  心に  残る  

京成電鉄の  踏切  

奇跡は  その奇跡は  一度だけ  

なにも  用意は  

いらなかった  

それが  なにか 知らなかった  

なつかしい  その光 

心を  開かなかったのは  

僕だった 

その あまりに  短い日々  

僕が  それを   閉じた  

閉じて しまった 

それが  愛だとは  

気づかなかった  



すべてのことは   新しい  

僕は  僕の願いが  かなうさまを 

取りこぼして  

君を  失うことに  

臆病になって  

なにも  なにも   できなかった  

ただ 未来を 求めていたとは  

気づかず  



桜は  舞い散る  

君は  帰らない  

桜が 舞い散るように  

君が  去ってゆく 

ここまで来て   わかった  

ここへ 来るまで  

わからなかった  

 君が  

 知らない  君だと  

舞い散る  

桜が  

 君が   もう  

 帰らない  



それが  すべて   なんだ  

走ってる  

走ってる  

心が  ああ 

どこまでも  

走ってる  

どこへ行くのか  

どこに 向かってるのか  



君の  ところへ  

もう  届かない  

君の  ところへ  

君の  声が  する  

ところへ  



なぜ 

君を  探すのか  

 なぜ  

 君を  愛すのか 

なぜ  

君を  愛したの か  

   まだ  

   君を  愛したい  

 まだ  

 君に 

 逢いたい  



君に 


 君を ・・



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