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小説を夢見る、忘れる、書く [夢]

昨日(12日)は仕事夜勤明けの日だったが、仮眠が取れたので寝なかった。それでも、

DVDのおまけを観ていて、よく瞬間に寝ていた。寝て、すぐ気がつくパターンだった

ようだ。

それで今朝も疲れが出たような感じで、幼稚だが、漫画ぽくて面白い夢を見た。

夢で一篇の小説を見るのは月に何回かあることなので、珍しくはないが肝心の部分が

思い出せないのは悔しく、残念だ。

午前中から書いているのはそんなわけで、書いておかないとどんどん忘れそうだから。


まだ体の芯に眠気が残っているのがわかる。肩も幾分、重い。

思い出せない部分から行こう。

コンクリの壁に隣の世界に通じるドアがある。安手の木製で大きさはホテルの部屋の

ドアと変わりない。それがピンク色に塗られている。少し古くなっていて、木目の

筋に影が見える。取っ手がない。指の爪先で開こうとして、ドアに隙間があり、

そこまで縦にビニテープが貼られている。それもピンクだ。

それは話し声が聞かれないようにだ、との夢の説明を聴く。ドアはうすく、2cm

ほどしかないで、すぐに手前にすーっとスムーズに開くが、開いてもそこに同じ

ピンクのドアが待ち構えている。これも話を聞かれないように用心したのだろう、

その2枚目も簡単に開き、その次に同じもので3枚目。それも開くと、6mくらい

暗い通路があり、その先に陽射しのある世界が覗いていた。やはり、このドアで

つながっていたのだ、と思う。実はこの前の場面が思い出せない。わかっているのは

このピンクのドアは刑務所か学校のような建物側から、こちらの世界に通じている。

はじめはその向こう側から俯瞰して、刑務所の異世界を上から眺めていたのだ。

その校庭のような中庭の上には中空にホログラムぽいネオンが浮かんでいて、

ネオンからは火花が飛んでいて危なそうである。このネオンをなんとか壊さねば

いけないのだが、それは刑務所内の電磁気プログラム指令室からコントロールできる

ようになっていて、そこでプログラムを書き換えればいいらしい。

そこで潜入がされなければならないのだが、もう潜入して帰りの段階だろう、それが

ピンクのドアになるらしい。こちらの世界でもいろいろなイベントがあって、そこが

ちと可笑しいのだが、夢なので内容を忘れて、印象だけが残った。

それでつながりは不明だが、お話になっている次の夢に行こう。


ここは学校の校庭で左手が3階建ての校舎になる。右手は低いコンクリの壁があり、

その上が植え込みでその裏手はもう住宅街になる。僕は校庭で空を見上げている。

はるか高くに黒い点が見えるが、僕が待っていたものだ。迎えに僕も飛び上がる。

空や中空を飛ぶのは僕には夢の中で常套手段になっている。その黒い点は近づくと

2人乗りのリフト座席で、あいつが女といっしょに乗っている。奴らしいパフォーマ

だ。僕はロケット風船のように近づくと、あいつが「よう、サスケ」と言った。

忍者佐助の名前で僕を下っ端のように侮蔑したかったのだろう。

リフトの先の終点に丸い車止めが中空にあり、ぶつかれば壊れるし(これも火花を放って

いた)、危ないので教えてやろうとしたが、あいつなら平気だろう、と馬鹿にされた

お返しに後ろを向いてしまった。やはり、平気だったようで後ろで何の音もしなかった。

あいつは言ってみれば、悪の王で世界の破壊者だ。もちろん、漫画の話だ。

僕は善を代表しているらしい。怪しいものだが・・。

僕は空を飛んでこの校庭の周囲で潜水服型のロボットが、なかに人がいるらしいが、

空から銃を持って構えているのを見た。銃の形だが、カメラだろう。あいつの手下か

大会のスタッフか誰かだと思うのだが、そこに警察の小型ヘリ、たぶん無人、が来て

パイプ状のものを伸ばして、先がそのロボットの腰のあたりに吸いついた。そのまま

なにか警告しながら、パイプはぐんぐん伸びてぬいぐるみロボットを地上に降ろし

てしまう。上空からの撮影を禁止したらしい。

さて、大会というのはあいつと僕とが最終決戦(ではないのだろうが、名目)で戦う

からだ。校庭に下りてくると、あいつが歩いてやって来た。勝った方が受け取るそれぞれ

の品を見せるためだ。あいつは織田信長のような不敵な面構えで、腕を差し出した。

そこに小さなひょうたん型の金属製のものを持っている。ひょうたんの先からは

これも金属片の帯が2、3枚小さく垂れている。僕も手を差し出すが、これはプラスチック

のおもちゃ風で5cmくらいの戦艦模型だ。どちらも世界をひっくり返すほどの神器らしい

が、ぼくのほうが安物に見える。ま、夢だ。

大会のプログラムはこうなっている。大将同志が制限時間ありで、初戦に出る。そして、

最後にまた2,3日の原則制限で最終決戦となる。これで最後にはならないと、僕は

初めから見ている。試合が長引いてあいつが負けそうにでもなれば、どんな汚い手を

使ってでも会場(校庭)や周辺に騒ぎや異変を起こして、勝負どころではない状況を

つくるのがわかっていたからだ。これは飽くまでも最終決戦の名を借りたパフォーマンス

なのだ。といって、わかっても避けるわけにはいかない相手なので、やっかいだ。


勝負の初戦が始まる。観客はいるのだが、その歓声も姿も聞こえないし、見えない。

勝負に集中させるためにホノグラムかスクリーンをかけているのだろう。この後は

僕の弟子たちとあいつの手下が精錬した者で個別に争う。

僕とあいつとの距離は150mか、もう始まっている。実際の体ではなく、自分を

ホノグラム化して膨張させ、お互いに適当な巨人になる。そこで互いに右腕を掴んで

力比べになる。それだけで気圧の風が校庭に巻き起こって、砂嵐を呼んでいる。

このホログラム化はまだ最新の技術で(なんの?と聞かれると困る)、僕は重大で

決定的な欠点を見つけていた。はじめはあいつも同じことをし始めたので、しめしめと

思ったのだが、そうではなかった。

これにはある微細な個所にホールがあって、これを利用するとホログラム化を崩す

ことができるのだ。巨大にホログラム化しながら別にその個所に行くと、なんと

あいつもやって来ていた。なるほど、やつも知っていたのか。で、そこでもミクロの

勝負になり、校庭の1ヶ所でショートしたような火花が飛び散った。すると、めんどう

なことにその刺激で新しいホールができてしまうという事態に。その異変はすぐに

わかる。あいつも僕も分身して、すぐにそのホールの確保に向かうのだが、実力は

伯仲している(懐かしい言い方)から、その激闘の小さな火花が校庭のあちこちで

飛び散りはじめた。

と、同時に巨人の距離がジリジリと縮みはじめた。分身たちの闘いにエネルギーを割かれ

たので、巨人の体積を縮小せざるを得なくなった。そのため、僕も相手に近づくこと

になったのだ。(いや、さすが小説、長いな。端折るをえない)


それで二人ともついには生身で対面して、右手同志が20cmまで近づいたところで

時間切れ、となる。観客からの火花への悲鳴も収まる。悲鳴はさすがに、その気を

二人とも感じていた。

と、ここで眠りを破られた(目覚めた)のだが、わかりやすいお話で空飛んだり、巨人化

したり、夢の中では夢による解説も面白く、しばし、寝床でそれを復習していた。爽快な

感じなので、これは書いておこう、と思ったり。

夢では夢占いで意味をひも解こうとか思って、項目を見つけてみるのだが、ない項目

が多くて。意味がよくわかったというのは、数少ない。潜水服もロボットも項目が

ない。ホログラムなどは絶対にないし、巨人も「精神的に幸運を。感情に流されると

無駄になる、」とか。象徴的なだけで、全体にどういうことか、わからない。

精神分析の二大草分けになったフロイトとユング。ユングも夢分析のために世界中

の書物を読まなければならなくなって、中国の古文書にまで手を伸ばしている。彼が

言うには、夢の、日常を越えて神話の意味で太古が現れることがあるが、それに

しても神話の区別にしても、20日以上連続した日のその数の夢の内容を分析しなく

ては、ほんとうのことはわからないそうで、夢には天才的な直感がある彼でさえ

そうなのだから、僕らが夢から実質的な意味を取りだそうというのは、無理な願い

らしい。

夢は面白い。おもろい、・・それでいいらしい。
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