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デジタル資産と未来 [未来]

まだ、どうして書くんだろう、と考えてしまう。 

この書こうという原動力はほんとうは何なのだろう、

と。 

ひとつの答えを出しても、それなりに一部に満足

することはあっても、全体ではまだなんじゃないか、

というのが定番なのかもしれない。 

なんの定番?

考える楽しみの、ということなのだろう。答えを出す

だけでそれで終わってしまってはいけない、という

考えが経験上あるので、なにか見落としていると、

神経質に気にするのだ。 

それは80%くらいは無駄な考えなのだが、それを

知っていても、人が考えもしない処を照らしてみないと

新発見は生まれない、ということを信じているので、

寺田寅彦が言ったように、バカは人が一度考えたこと

(研究など)を、もう一度そこまで行ってみる、と。

すると、その人は気がつかなかったことが隠れている、

ということが起きる。科学者は頭はいいのはもちろん、

性格はバカでないといけない、と。僕は自分のバカさ

をカバーするためにも、寅彦の進言を守っているという

ことを自分に言い聞かせるのだ。僕に合っていて、気に

入っているから。 

僕らは所詮、自分に気に入らないと、何もしない。

ネット上にしてもゲームがこれほどに盛隆するのは予測が

ついていたが、そのコンテストで賞金が億単位になると

までは予想外だった。チームを組んでそれで食っていこうと

考えるのが、当然に市場をつくり、今は出来上がっていると

いうことだ。

暗号資産も奇妙な具合にできて、社会への復讐だったのか

初めのプログラムを発案してプログラミングしたのは、そういう

人だったらしいが、刑務所?を出所してからこれを発表して、

3ヵ月だったな、急死してしまったらしい。仮想通貨が世界を

席巻してから、やはりおかしなことになってきた。絵画に価値

があるようにデジタルにも価値が認められ、デジタル資産の

考えが認識されている。

僕はすぐにリーマンショックを思い出す。サブプライムローンを

作り、それを信頼されている格付け会社に債券を高評価させて

売りまくった。そのバブルが崩壊したのがリーマンショックだった

が、デジタル資産である、格付けなどいらないのだ。 

仮想通貨のような交換はできないが、現実にはない土地、ない家、

を売り買いする。その市場が出来上がっているのだから、驚き。

ノン・ファンジブル・トークン=NFTはプロスポーツ選手のカード、

初めてのツイッター会社社長の記事、デジタルスニーカー、など

欲しがるアイテムならなんでも売り買いする。履歴が組み込まれ

ているので、模倣品を造れないらしい。すぐバレるとか。よくわから

ないが、ブロックチェーンの仕組みがそうなっているという。 

仮想空間に価値を付加するのは不良債権を組み込んで優良債権

に見せかけたサブプライムローンを連想させたのだが、これは

デジタル空間に価値を持ち込んだものだ。 

例えば、実際にデジタルの家が50万ドル相当で売却されたそうだ。

その家にはトイレがないという。あっても現実じゃないから、使えない。

ところがバスルームはあるそうだ。製作者はこの家に購入者が住む

と考えている。そこで近未来では家の中で寝ながら、ゴーグルをして

自分がアバターになり実際に家の中を歩き回ったりするのだろう。

現実には金では買えない宮殿とか、中世の装飾品・調度品など

を揃えれば、その家で王様の気分になれるだろう。そのために

5000万円以上?僕は金があっても買わないだろうが、すぐの近未来

では自然な贅沢な趣味になっているのかもしれない。 

その次に来るのは始めは老人用や工事現場作業用に開発された

腕や足の力を補助・強化する部分サイボーグだろう。

テレビが出た時も一億総白痴化と言われ、僕らテレビ世代は白痴に

なったか?気づかないか?だが、腕や足の筋肉の衰えは誤魔化せ

ない。膝や腰の痛みは運動で回復してしまうが、テレビで薬や

サプリを宣伝しているので、それに頼る。そういう次第なら、ドラえもん

の映画で未来人間が筋肉の衰えで子供の頃から、歩くロボットの

ような車に乗って、カプセルに守られて歩くように走っている、という

日常も想像されても仕方ないのだろう。そうなるとは思わないが、

それに近いことはある程度現実になるのだろう。 

デジタル資産はそれを予想させる、価値観だと思った。緒田信長は

戦勝した武将に分け与える土地がなくなると、陶芸品に高い価値を

付与してそれを代わりに賜う、という芸当をした。 デジタル資産も

そういう、現代の価値である金融の代替え品になり変わるの

だろうか? それを狙う輩は? 

トヨタは現実に未来都市を造ろうとしているが、デジタル資産を組み

合わせざるを得なくなるのだろうか?ほんとうになにが起きるのか

わからない、それが未来だ。

その頃には僕のように自分の免疫を秤にかけて、コロナと対決

するような性格的にバカをするような人間はいなくなるのだろうか、

今でもいないだろうから。自分のことながら、俯瞰すると、笑える。

僕によく似合うくらい、バカバカしい世の中だ。*





**
画像は出雲大社に行った時に撮った、大国主の大神の像。

大国主.JPG

*(ますますアメリカの精神病理について書きたくなってきた。)

現在、日本のAIは決定的に遅れている。未来への批判の眼とAIの

進歩には追随しないと、すぐ近くの将来にも社会基盤が侵される、

ということが起きる。

未来を見据える複眼での思考が必要になる。
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