SSブログ

選ぶつもりで選ばされ世界は閉じる 1. [世界]

ストレスというのは一種の疲労の症候群

のことで、ストレスという病気はない。

うつ病はないけれど、いろいろな病気や

その病気の前の状態には、うつ症状が

時にともなったり、べったりともなうこと

もよくある。

僕らは毎日のようにストレスとうつという

症状を耳にするほど、それらが蔓延して

いることを知っている。が、それは確定

した病気のことを指しているのではなく、

昔は不定愁訴と呼んだ未病のことを

(大半は)いう。病気ではないけれど、

その前兆をいう場合、未病と呼ぶが、

それらが本来の意味ではなく、ほとんど

病気の扱いをされているのにも、気が

つかなくなったほど、僕らは病気以前

のあいまいな状態に置かれていること

が日常で当たり前になってしまった。

さらに、

それを平気で、ストレスとかうつとか

言って済ましているほど鈍くなったの

にも慣れてしまい、気にしなくなって

しまった。


僕は昨晩から、変な気分を味わって

いたが、食べすぎとかのストレスから

くる胸やけだろうくらいに考えていた。

だから、放っておいた。

今日も今日で昨日の秦野に出かけて

陶房で粘土に集中したせいだろう、と

気にしていなかったが、昼まで寝て、

そのあと午後も夕方まで2時間も寝た。

入浴もして、疲れは粗ら方、取れたの

だが、胸のあたりが燃えカスがズブズブ

いうように苦しい。これは何だ?

わからなかった。しかし、自分の健康には

半世紀も体で試す実験やそれらしいことを

して、自分の体の場合は?という問いを

してきたので、それなりの知識が記憶に

あった。それらの情報を組み合わせたり

して、自分の健康の特徴を一応知って

いた。

そのせいで、今回も体の所為ばかりでは

ないと思ったので、精神に沈着してみた。

原因は昨日の陶芸らしい。だが、それが

どう作用したのだろう?思い当たらなかった。

なんとなく尋ねながら、そのままの意識で

過ごした処、引っかかるものがあった。

陶芸のための付属品を揃えることに、わず

かな抵抗感があった。この小さな感覚を

拾うのは、多分今にしてできるようになった

のだと思う。10年でも体に問い続ければ、

意識が体の反応や心の反応をきちんと

対応する機能を作ってくれる。瞑想も一役

かんでいるだろう。

答えは陶芸に対しての欲だった。それが胸

のつかえになっていた。でも、そこからだ。

どうしてつかえになったのか?

答えがわかると、解決はすぐだ。考え尽くし

ているので、あとはルートが自然に解決と

しての答えに導く。

僕はのんびり陶芸をやろうという初期の

考えから、やり始めてから欲が出た

らしい。作品にのめり込むことを考えて、

あれも必要、これも必要、あれを学んで、

これを学んで、早く学んで、と焦り始め

たらしい。作品のアイデァアも出たが、

朝、見直すと、大したアイデアでは

なかった。 のに。

そこで、少なくとも今年はできるだけの

進行でいいので、速く進める必要は

ないのだ、と自分に言い聞かせた。

それで終わりだった。のんびり系と

お急ぎ系を間違えたのだ。

僕は思うに、現代人は今まで以上に

二重の生活が必須になってきている、

と感じる。最も多いパターンは、社会

生活と個人生活を分けることだ。それ

はさらにそれを二つに分けることが

自然なのだが、今は複雑になるので、

これまでの常識範囲で話すと、社会の

ストレスはお急ぎ系の仕事からくる。

そこで切り替え「られる」ことが必要に

なる。無理に切り替えようとすることさえ、

それはストレスになるから、徐々に切り

替えに慣れるのが大切になる。

(細かい区切りは、それこそストレスに

なり、現実的ではない。継続できない)


ひとりであることと僕らは孤独を結び

つける。それは鍛えられていない自我の

弱さからくる。それは悪いことではない。

ただ、弱さを意識して、他人の助けが

どうしても必要だと自分に言い聞かせて

いるので、自然に他人からの甘えを

求める。その状態では、他人が大切

だから、ひとりになるのは助けがない

状態だと、その状態の孤独さを想像

以上に怖いものにしてしまう。

他人がいなくてもだいじょうぶだと思える

には早すぎるので、まずは興味のある

自然の虫や植物、少し人間から離れた

風物を眺める。眺める時間を増やして

みる。

その時、ひとりだからと、なにか有為な

作業をしてはいけない。それは気を反ら

して、ひとりから意識を離す作業で、それ

ではひとりである意味はない。

まず、自分が一人である、それを認める

にはそういう静かな環境が必要になる。

自分の部屋が要るだろう。

外界を離れるのだから、パソコンも、

スマホも、音楽も、コミュニケの取れる

ものも放してしまう。簡単に、この世

(世間)がない状態がベストだ。

ここでひとつの大きな問題が起きるの

だが、それは今回無視する。でないと、

肝心の話に進まないから。

その時、この世がなければ、と思えたら

いいのだが、そう思うことができない

くらいに自分はこの世とか他人を必要と

している、という意識が昇ってくる。

これが大きな先入観で、潜在概念で、それ

をいかに認識するかが、次へのステップ

になる。

ひとつ例を示すと、(以前の既出だが、

女性の社会がある。小さな部族だが、

女が力仕事から、食料の調達から、何

でもやる、働く。男はぶらぶらしていて、

博打ばかりしている、そういう珍しい

文化が中国の山中にある)

:それで女性は、妊娠して子を産むまでの

期間、男に守ってもらう必要があるため

に男の筋力と生活力に依存してきたの

だが、これも人類の歴史に匹敵して

長かったので固定した先入観になって

いる、 久しい。:

その考えはひとつの固定された生存観念

で、それが絶対だと思う人は、肉体ではなく、

精神でひとりになったことがないだろう。


僕らは静かな部屋でひとりの時間が持て

た時は、なにをしようか、とすぐに時間の

有効活用を考える。これが社会生活の

習慣によるストレスの因になっている。

僕らの体が夜寝て、昼間のストレスを

夢見で解消しようとするように、精神の

ストレスも解消したいのだが、心が寝て

も社会生活に結びつけられたままでは、

時間に追われる状態は、無意識に

続いてしまう。

だから、ひとりの時間には、ひとりに

なることが必要であるにも関わらず、

そのひとりになることができないでいる。

こんな簡単なことが見失われている

ために、産業革命以降の近代から

どれほどのウツ症状とストレスを

生みだしていることか。

僕らはひとりになる時はそれを必要と

している。それに応じて、音楽を聴いたり、

本を読んだり、媒体で映画や動画を

見たり、趣味に興じたりするが、なぜ

そうしているかは、問わない。心に聞く、

尋ねるという習慣を持っていない。

だから、その時自分が本当はどういう

状態で、悩むべき状態なのか、知ること

がない。なので、それを知って、なるべく

早く問題を見つけて、対処したいのだ、

という自分でなければ、何も解決せず、

何も進まない。

この世にはそのままでは使えないが、

便利な考え方やノウハウの情報が散乱

している。それを実際に役立てるには、

会社の仕事のように、なんとしてもその

問題を発見して、対処したいという自分

の姿勢が肝心だ。

そうでないと、悩みたくないためにとかの

逃げの理由で僕らは好きなことを、実際

はその気がないのだが、その習慣で娯楽

や趣味に興じることに、自分を追いやる。

ひとりの自分を受け止めたくないから。

受け入れるのはまだだ。まず、受け止め

ないと、なにも始まらない。

受け止めるためには、その状態を感覚で

受け止めて、状況・状態を見て、聴ける

ようにすることだ。考えない。まず、何が

あるか、どのような状態か、見たり、聴い

たりして、感じる。

それで事件や事故という問題が全体で

掴めたと感じたら、そこからまとめるため

に考える。それまでは一切、気持ちの

高ぶりに負けて、考えはじめるのは

禁物だ。

それは前に書いたが、感情が絡んだ

問題の場合は、やたら考えたくなって、

無駄に堂々巡りしかできなくなるからだ。

その問題の実態が見えなければ、暗闇

に手を伸ばしてなにか探ろうとするのと

変わりない。それにはまず、自分の感情

を抑えて、そこに勝たないと、うまく考える

ことはできない。考えることは本来、夢

なのだ。現実に対処するには、やはり、

まず現実を抑えて、把握するのが重要に

なる。

嫌なことはしたくないのが人間だ。だから、

問題によってはかなり近づくためにも、

工夫が必要になる時がある。これも

千差万別の理由があるので、一概にこう

すればいい、という処方箋はない。と言うか、

この世にあなたのための処方箋はない

のが当たり前なことで、なんとか自分で

考えるという態度と行動を取得して、

自分が主体として考えることをすれば、

経験の数が増えて、考察をして新しい

発見を増やすうちに、自分で工夫できる

ようになる。            7.18



       つづく  to be continued


nice!(16)  コメント(0) 

nice! 16

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。