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美羽展で写真撮影してくる [絵画]

昨日は暑かったが、そのさ中、海老名に

行ってきた。銀行と海老名図書館に用事

があったが、銀行はパソコンでも用は

すんだが、ついでだ。

メッシュのニット帽を濡らして、小冷凍

パックを入れ、落ちないようにつば広帽を

かぶって、キャンプにでも行くような恰好

だった。

まずラーメンが食べたい。こんな時期、

食べたいものでも食べなければ、食欲を

阻害してしまう。チャーシューが10枚以上

入っていて、食べても食べてもチャーシュー

が出てくる気がした。

昨日の話じゃない。今日も暑い、とかの

話でもない。

川崎の岡本太郎美術館へ行ってきた。

今日の午後の予約だった。すぐ着く手前で

道を間違えて左折しなかったらしい。細い

道だったので、無視したのだろう。それから

ナビがおかしくなって、その半径100m

ほどを2回も回って、やっとその細い道に

入った。また、これか、と言った。時間が

余らないようにだか何だか、手前で道に

迷うのだ。で、そこをクリアすると、ほぼ

時間にオン・タイムするのだ。だから、

焦ることはない。時間に合わせている

ので、間違えるのだ、と言って構わない。

2度や3度のことではなく、ほぼ慣例に

近い。何も考える必要はない。これで

遅れたことがないからだ。

場所は生田緑地の中にあった。丘陵に

なっていて、西口駐車場からは下るよう

になっていた。

川崎の岡本太郎1.JPG
川崎の岡本太郎2.JPG

岡本太郎らしいオブジェが出てきた。

目当ての小松美羽展は、岡本太郎の常設展

と併設している。

川崎の岡本太郎4.JPG  

岡本太郎の両親。

父は岡本一平。一世を風靡した

漫画家。母は岡本かの子。こちら

も一平と一緒になる前は、もう一人の

男と一平と三角関係で、同じ家で

三人暮らしていた。それについては

書いていたら、キリがない。

ふたりとも、稼いだから、太郎が生ま

れてから、子供を連れてフランスへ

旅立つ。ともかく優雅だ。2年してからか?

帰国するが、太郎はなんと、フランスに

置き去りにされた。処はパリである。

しかも、ピカソなどの今では錚々たる

近代画家の代表たちが集まるカフェに

太郎も出入りしていた。太郎はピカソを

尊敬し、ピカソも太郎を可愛がったらしい。

これも書けば、尽きない。

川崎の岡本太郎5.JPG

太郎のカウボーイハット姿は、人形で

初めて見るが、こんな姿を彼は自分で

気に入っていたのだろうか?

川崎の岡本太郎3.JPG

このオブジェは僕も気に入っている、

少ない一つだ。僕はあまり太郎の作品

は好きではない。が、かれが目覚めたのが、

縄文と関わっているので、無視はできない。

それも今日はやめておく。

< 小松美羽 >

下向き加減の本人写真が大きな

パネルである。たぶん、相当な美人だろう。

これからは展覧の写真集を購入しなかった

ので、展示されている順番が、およその

制作年代だろうということを信じて、感想

すると、:  

小松美羽4.JPG

初めは、眼である。彼女は眼を感じている。

かすかか?恐怖も感じている。

小松美羽5.JPG

なにか眼を通して感じるものに出会った。

そこに注目していた。が、いつからか、それが変わる。

小松美羽6.JPG

神話とか、神獣とか、特に狛犬・獅子を意識

したオブジェが増えてくる。アフリカのウガンダ

に行った頃からだろうか?

小松美羽3.JPG

これは初期の妖怪じみたものだ。水木

しげるの漫画を髣髴とさせる。そう言えば、

鬼太郎の親父は目玉おやじで、子の鬼太郎

の右目だったろうか。子から生まれた親父、

というのが妖怪らしい。美羽は戦争経験は

していないから、水木のように腕を切り落され

たりしたことはない。思想の芸術の方へ進む。

小松美羽9.JPG

可愛らしい。

小松美羽11.JPG

これも前へ3枚目と並んで秀逸。

小松美羽12.JPG

小松美羽13.JPG

曼荼羅になる前の図案が出てきている。

コロナウィルスではないようだ。 (‐o  ニッ

小松美羽1.JPG

どこかで見たようだが、よく描けている。

小松美羽2.JPG

それを拡大したもの。素晴らしい。


今日の今日で、まだ絵を見ている

時間はない。絵が見れて、彼女に

ついてもう少し、考えが分かるもの

でも読めたら、自然に、彼女について

書くことになるだろう。

今の処、彼女から天啓を受けるなど

の、強い刺激は感じられない。作品

の感想のみだ。

あっという間に見て、20分もいた

だろうか、10分だったろうか。ともかく

ささっと出口に来てしまった。

写真を撮って、後で見ればいいくらい

で満足した。

館を出て、階段を下ると、脇に水を

落とす水路があって、その水音が

いかにも気持ちいい。上高地を

思い出しさえした。暑いせいだろう。

古民家で伝統工芸をしているという。

小松美羽14.JPG

この急な階段は、見た目は素敵だが、

この3倍は上に伸びている。ま、山

歩きの訓練だと思って登る。

小松美羽15.JPG

伝統工芸は染物だった。陶器も漆もない。

そうそうに出てきた。目に留まったのが、

上の展示。

「試行錯誤のもよう」と題されている。確かに

きれいなシンメトリーにはなっていないが、

試行錯誤、とか伝統工芸に名前つけるか?

迷ったんだろうな。ま、思い切りはいい。


小松美羽展は座間図書館に貼ってあった

ポスターで知った。曼荼羅図に心止まる。

それを忘れていた。

小松美羽7.JPG

これではない。

小松美羽7-.JPG

上の図の中の九つの図。

小松美羽10.JPG

これでもない。

小松美羽8.JPG

これの真ん中の円形の曼荼羅図が

ポスターだった。

真言宗総本山「東寺」(京都)に奉納

されるそうだ。制作もこの寺の境内に

籠ってしたとのこと。 8月23日まで。

(条件付き、写真撮影は許可)
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よしあき・ギャラリー

行ったことはありませんが、ぜひ行って原画を見たくなりました。
by よしあき・ギャラリー (2022-11-01 06:31) 

ようしゅう

ありがとうございます。帰ってから、絵を眼だけで見るのではなく、心証で見ましたら、やはり恐怖が潜んでいるという気がしました。自然の絵画的なすがすがしさはなく、東北の霊媒イタコが描くような絵で、絵としてのすごさはともかく、心証では感心しませんでした。京や奈良の寺社のほうがお勧めだと思います。
by ようしゅう (2022-11-01 12:04) 

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