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益子・笠間の旅行こぼれ話 [旅]

何を書いていいのかわからないのは、

まだいい徴候で、何を書いても

つまらないだろう、と感じるのは

やはり、書かないほうがいい時

だろう。

益子・笠間の旅行から帰ってから

一日が経つが、ちょうど疲れが

出始めてきた。

今回の旅行は陶器を巡る旅だったが、

その点では大いに満足があったので

よかったのだが、その他に書きたい

出来事がいくつかあり、陶器につい

ては画像の処理が90枚以上あるので

少し、報告が遅れるので、その前に

勘違いの多かったことなどを、書い

てみたい。

まず、旅行の前日は僕の自主休日で、

自主の意味はその日のパターンは

3分の1の割合で約束事が破られる

日になっていた。これは長年の経験

則から決めたもので、なぜか決め事

がうまくいかないのだ。

だから、旅行前日の前の日までには

すべて準備を終わらせるのがベスト

だった。そのつもりだった。

ところが、益子の次に笠間に行く日

が月曜だったが、予定の美術館など

全部が月曜日定休だったことが急に

わかった。ダメだ。

そこでうまくいかない5日土曜に、

急遽、一日伸ばして宿も取ることに

した。ダメな日など気にしてはいら

れない、必要な手続きはその日しか

できないのだから。

テレビでCMをよく見るアゴーダで

安い宿を探したら、Wi-Fiつきで

朝食もつくビジネスホテルだろう、

見つかって少し、駅から遠いが

それほど心配することもなかろう、

と予約した。この時期で全国支援

だからか、3582円というのは信じ

られないほど安い。

その時にメールが返信されて、陰性

証明が必要との報せ。また、抗原

検査の予約かよ、と笠間市の薬局を、

(今、だいぶ揺れた。茨城で震度

5強らしいが、ほぼ笠間市に近い。

僕の所為ではないので。笑)

薬局を調べて無料検査予約をした。

話はほぼ移動日の月曜で、その日の

ことだ。

 6日 益子着・陶器市に陶器美術館

  など。民宿、泊。

 7日 笠間への移動日 (この日の

  ことだ)ホテル、泊。

 8日 県立陶芸美術館・魯山人の亭

   帰宅。 

笠間駅に電車が着くと、町内循環バス

の時間に合わないので、軽い気持ちで

歩くことにした。予約時間まで1時間

近くあった。余裕だと。

駅を出て、斜めに道路を進むと、3本の

道路がまっすぐ北へ向かっている。

区画整理か、都市計画でもしたのか、

と思った。2㎞、それ以上か、長い。

ネットで調べた時には薬局はイオン

の中にあると思った。そこでイオン

まで行ったのだが、長かった。5分前

に着いたので、いつもと同じだと思っ

たが、そうではなかった。イオンで

その薬局はない、と言われた。近く

だそうだ。が、スマホはWi-Fiが使え

ない状態なので、地図でナビができ

ない。そのうちに予約時間を15分過ぎ

てしまった。残り、15分。しかたない

ので、電話して、遅れる旨を伝えた。

10分もして薬局を見つけると、間に

合ったと思うが、茨城県民でないと

有料になると言われた。それで思い

出した、そうだ県内住民の無料検査

だった、と。

神奈川県であまりに検索しまくった

ので、そのことを忘れてしまった。

昨日は民宿に泊まったが、陰性証明書

を持っていたが、高速バスでも民宿

でも見せてくれ、とは言われず、いい

加減なものだった。商売第一になる

のだろう。そこでホテルに電話して

確かめると、やはり、5日の証明書が

あるのなら、期限は切れているが、

構わないとのことだった。(だろう)

無駄な予約と薬局探しだった。

それからホテルへ向かうのだが、国道

50号線を人家もなく、人もいない、

車道だけがトラック・車でにぎやかな

孤独な歩道をテクテク歩いた。歩いた

が、着かない。

ホテルなら看板が出ているはずだ。

歩けど歩けど、それらしき何物も

出てこない。歩数計を見ると、昨日の

1万3千歩をすでに越えていた。

膝の激痛の中で島の家まで歩いた長崎

のことを思い出させた。しかし、激痛

はなかったので、かえって疲労が増加

した。

軽いめまいを覚えて、気を引き締め

ないと、倒れるかもしれないと気づい

た。そうしたら、少し先で犬の死骸

らしいのが見えた。やれやれこんな

時に。トラックの新聞輸送をしていた

時に深夜なので撥ねられたタヌキの

死骸を片付けたことがある。他に

猫や犬の死骸も処理していたので、

最近5年ほどはお目にかかっていな

かった。

ところが近づくと、タヌキだった。

夜行性だから、夜間に撥ねられたの

だろう。タヌキはヘッドライトに照ら

されると、見たまま立ち止まってしま

う性質がある。

その当時で月に400頭が犠牲になった

が、現在では高速道路だけで年間1万

8800頭が撥ねられたりして、一般道

も含めると、20万頭、30万頭、という

データがあるという。北海道が多いら

しいが、ここも茨城だ、田舎だ。

今日は勘弁、と通り過ぎたが、やはり

引き返して、タヌキを持ち上げた。

毛並みはいいが、硬直していて、平た

い枕みたいになっていた。重いかと

思ったが、日にちが経っているのか、

乾燥して重くはなかった。

道路わきの草むらに入れると、周囲の

枯れ枝や、枯れ葉、また花もたくさん

添えてかぶせただけで、済ませた。

穴を掘って埋めれば、微生物が骨を

残して処理してくれるのだが、穴を

掘っていたら、暗くなってしまう。

タヌキの埋葬1.JPG
タヌキの埋葬

国道のアップダウンを2回超えたが、

出てきたのは古い寂れたカタカナの

ホテル名の夜は蛍光灯が中で照明する

だろう、という壊れて破損した看板

で、そこを折れた横道の先にはもう

廃墟になったホテル、ラブホテルの

残骸が見えた。

もしかすると通り過ぎたか、電話だけ

入れようとその横道を入りながら、

話し始めると、その先の遠くに予約

したホテルの看板が目に入った。

やっと着いたぞ!

まだ5分は歩くだろうが、あとは近づく

だけだ。早く風呂入って汗を流し、

ベッドに倒れ込みたい。

その途中でガマの小さな林を見た。これ

だけ多くのガマを見るのはそうないので

カメラに収めた。

ガマ密集1.JPG
ガマの密集する処

ガマはガマ科ガマ属の多年草。ミズ

クサとも、古くはカマとも呼ばれる。

ソーセージのような形で、白い綿の

ような毛をまとう。昭和の頃には

東京でもよく見たが、茨城で見れた

のでなつかしい。

廃墟のラブホテルの隣に、現役だが

中古のラブホテルがあり、それが2軒

並んでいた。いかにも装飾がラブ

ホテルっぽい。その奥に目指すホテル

はあったが、入口を見て驚いた。

やはりラブホテルなのだ。車が入れ

るように広く、玄関のような入口は

奥らしく、見えない。

歩いて入ってゆくと、宿泊目的で

ひとり、しかも車でなく徒歩で来た

のは僕が初めてではないか。そう

だろう、ここまで歩く奴はいない。

ともかく、初体験だ。

ラブホ部屋1.JPG

本格的なラブホではなく、天井に

鏡などもない。ただベッドは振動

するらしく、好奇心で試そうとするが、

アプリをインストールしてどうの

こうので、面倒そうでやめた。

次に予想外だったのが、夕食もつく

ことで、一泊二食付きだった。ビジ

ネスホテルより待遇がいい。電気

ポットもバスローブも当たり前に

ある。

疲れていたので、9時には寝てしま

った。いや、まさかである。ネット

の紹介図にもラブホテルとは名うっ

ていなかったし。



翌日の8日はタクシーで茨城県立陶芸

美術館へ行ったが、帰りに周回バス

を待っていると、同じく待っている

中年の女性に声をかけられ、話になっ

た。眼鏡にマスク、声が大きく、自立

した女性をうかがわせた。北海道の

人で旦那は歯医者だそうだ。辺鄙な

ところで釣りなどするのが好きな人

で、今は稚内だというから日本最北端

だ。前々から北海道に行きたかった

そうだ。奥さんは旭川にいて、週に

何回か通っている、つき合いの多い

人で、また全国に親戚がいて、お墓

参りに寄るらしい。

仕事のことで茨城に来て、プチ旅行

をするのだと言っていた。

地図で見ると北海道の大きさは、感覚

が違い、わからない話から、僕は長崎

の離島のことを持ち出したら、なんと

彼女と旦那も五島列島の僕の隣々島の

福江島に住んでいたそうだ。で、お互い

にその偶然にびっくり。今まで離島に

住んでいた人に会ったことがないと。

それはお互いに同じだった。

ともあれ。そんな偶然に話は弾んだ。

彼女は笠間駅で降りて、僕は春風萬里亭

へ。

僕はよくそういう風に出会う人はいるが、

いつも後で、名前もなにも聞かなかっ

たな、と反省する。聴く必要を感じた

ことがない。

6日の日に歩いたことで腰の痛みを

感じたが、翌日、またその翌日の

帰宅の日と、時間とともに腰は

痛みが弱まっていった。

今日はほとんど痛くない。やはり

腰や膝の痛みは運動不足なのだ、

と自己治癒力を再確認する。

これで陶器旅とは関係のない話は

済んだのではないかと思う。

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