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織部日記3 (2)東京でわから・・ [陶磁器]

<東京の陶器市・美術館・神社の3件で

わからないものを増やしてくる (2)>

国際フォーラムの次に国立近代美術館へ

行こうという話でした。感想を言って

しまうと退屈でした。余計な話ばかり

することになりますが。

美術館の最寄り駅は竹橋で地下鉄。それ

よりも日曜日でなのか、大手町あたりを

周回する無料バスがあると。竹橋(美術館)

まで日経ビルから歩いても大したことは

ないので乗ってみることに。

15分ほどでバス到着。利用客はそう

多くない。降りるボタンがどこにも

ついていないので、どうするのか、

各停でいちいち誰もいない停留所で、

ドアの開け閉めをするのか、と思って

いたら、そうでした。

日経ビルはいいけれど、日経ビルの

敷地の中まで入ってしまうのは、

ちょっと出るのにヤバくない?と思い

ましたが、守衛さんに聞いて、その

通路を通りましたが、途中の看板に

自衛隊の募集の会場案内が大きくあり、

自衛隊と日経?なにか関係あり?と

首をかしげました。

皇居A1.JPG

工事中の通路を抜けると、皇居がすぐに

見えたので、もう迷うことはないです。

お堀の角に銅像が立っているのが見えま

した。

信じられない微妙な記憶を思い起こ

しました。和気清麻呂の銅像です。

和気清麻呂1.JPG

和気清麻呂と言われても知らないで

しょう。僕もつい最近まで知らなかった

です。ところが、戦前の子供たちは

知っていた。戦後占領GHQが7000

冊の焚書をして、教科書も黒で塗られ

てしまったので、和気清麻呂の名前は

消されてしまったのです。

ともかく、日本軍が抜群に強くて、

終戦もアジアで、フィリピンなどで

苦戦を強いられ、米軍は日本をその

精神の根底から崩すことを考えました。

そこで皇室に忠義を尽くす者は、

まったく楠木正成とか、すべて黒に

塗ってしまった。

人間魚雷も零戦の玉砕作戦も、心底

恐れたらしい。この強さはなんとか

せなあかん、というので徹底的に

日本精神をつぶすため、日本神道や

忠義の書、大東亜戦争の目的に

ついて書かれたものは、全部燃や

した、という訳です。

和気清麻呂のことは省きますが、

その銅像が皇居の近くに建てられた

と記事を見たので、それをここで

思い出したのですが、ほんとうに

和気清麻呂の銅像でした。

皇居には入れる日だったようですが、

先を急ぎました。

国立近代美術館1-1.JPG

東京国立近代美術館です。

美術館案内1.JPG

ゲルハルト・リヒター展が特別展らしい。

この人、翌日知りましたが、偶然この

番組をチラ見して知りました、とても

有名な人で、ドイツの最高峰の画家と

される。90歳になる。

陶器はないので、リヒターはスルーする

ことに。

常設展を聞くと、65歳以上は無料だそう

で、前調べした通りでした。

見ればほぼ絵画で、陶器は一点もなし。

ただし、中で懐かしい絵がありました。

若い時に上野の日展で見た作家の絵

でした。二人いて、その画風でよく

覚えていました。残念ながら、つまら

ない絵です。

中の案内で「眺めのいい部屋」という

案内があったので、ちょっと興味を

抱いて行ってみましたが、大きな

ガラス窓向こうに皇居が見えるだけ

皇居眺め1.JPG

(その光景。なにが眺めのいいポイントか?)

の椅子が10数脚置いてある休憩所の

ような処で、別にふざけているわけ

ではないよ、というのを係員に

聞いてみたくなりました。

まず、知らないでしょう。たぶん、

休憩所という案内では芸がないと

思って、眺めのいい部屋と上品に

洒落てみたのでしょう。絵画展で

眺めのいい部屋と案内があれば、それ

相当の期待が集まるとは思わなかった

ようです。60点かな。

絵画はほぼスルーしたので、ひとつ

洒落ていていいなと思ったのを紹介

しましょう。

美術館階段1.JPG

階段です。近代美術館に似合って、

モダンな意匠。せんす、グーッですね。

このまま竹橋の地下駅から帰るつもり

でしたが、乗り換えの九段下駅の地下

構内を歩いて、「靖国神社」の文字を

見て、足が止まりました。

皇居・和気清麻呂と戦後が出てきて、

靖国神社となれば、まるでその総仕上げ

のような英霊の場所です。一度は行か

なくてはと思っていた場所なので、

決まりです。

            つづく


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