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中国古典音楽 古琴 [音楽]

前にも書いたが、中国の音楽の古琴は

一度心に捕らえられてから、ふとした

時に聴きたくなるようだ。

その楽器の所為だろう。哀愁を帯びて

いることが多く、二胡になると、その

琴線的な音色に、今ではしびれてしまう。

派手で盛り上がる演奏・音楽もあるが、

郷愁・哀愁の悲しみを帯びたものが好き

なのは、子供の頃にどこかで聴いた記憶

がある所為だろうかと、頭の中で遠くを

眺めるようだ。

単調な中に空気をつんざいて、哀しみが

夜を渡ってゆく風情がある。

聴きながら、今誰も聴いていないの

だろうな、と思うと勿体ない気もするが、

これは好き好きなので聴いて楽しめる

には時期もあれば、きっかけもあるのだ

ろう、と思ってしまう。

中世の木造のわび住まいで聴いたら、

たまらないだろう、と勝手な想像を

逞(たくま)しくする。

水墨笑う仙人2-1.jpg

これは雪舟の同時代の画家が描いた

ものだと思うが、にやけて風に吹か

れた衣の風情も珍しくて面白い。

それで思い出したが、印象派の第一人者、

どの画家も影響を受けたというセザンヌ

は髑髏のデッサンをしていた。それで

僕も人間ではなく、猿の髑髏なら手に入れ

られるのではないかと、思ったが、上野

動物園にはまだ電話を入れていない。

それからは猿の骸骨を欲しくなり、

最近気がついたのは、陶芸をしている

のだから、粘土で作ればいいのだ、と

気づいた。

猿頭蓋2-1.jpg

これは牙が生えているから、大昔の

猿ではないか。

猿頭蓋7-1.jpg

これも猿だが、笑っているように

見える。「笑う猿」を作ってみたい

と思うようになった。

猿は眼窩が大きくて、脳の部分が

小さいようだ。人間の脳の増大と

いう進化は環境の動機は何で、どの

ように齎したのだろうか、と疑問が

湧いた。
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