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空から降る一億の星 [読書]

ここでこれを書こうとは思わなかった。 

数十年ぶりになるか、小説を読んだ。それもなつかしの 

徹夜で一気読みした、というやつだ。面白い小説の 

醍醐味だが、30年ぶり、いや、40年ぶりかもしれない。 

夏目漱石の「それから」が最も近年で読んだ小説だが、 

ところどころ飛ばし読みで、2回目に戻って来た時に 

気になった処をよく読んだ、という読み方で、とても 

最初から最後まで読んだとは言えない。 

北川悦吏子の脚本をライターが小説にしたもので、 

心理描写も少なく、台本調なので読みやすい。 

昔と同じように夢中になって読んだと言えるが、 

やはり全部同じとはいかない。 

まず、この本を見つけて購入した動機がある。 

それは深夜のTVドラマで韓国の現代ドラマを観た 

ことによる。はじめに見た時に主人公の容貌に魅せ 

られたのが一番だろう。日本でTVドラマにした時は

木村拓哉だったらしいが、韓国の俳優は配役は 

ピッタリと当てはめてくる。役柄に当て嵌まる俳優を 

探してくるのがうまいのだろう。つまり、日本のリメイク 

なのだが、韓国版のほうがよくできている。 

まだ半分しか終わっていない。その途中で、原作を 

読みたくなって、探したら見つけた。書評で結末が 

せつないというのを読んだので、おおよその見当は 

ついてしまった。 それでも最後の最後までは自分 

をのめり込まして読めたが、最後はよくあるパターン 

になっていて、そこに気が行かないようにしていた 

らしいが、結局はそうなるだろうというところに そう

なった。ふつうは感情をつかまれて、せつないの 

かもしれない。

しかし、現実はこういう悲劇にはならないだろう、という 

最後においての数多い選択肢があるのがわかる。 

これは小説の、物語の特有のテクニックなのだ。それは 

抑えられて書かれていたので、いいストーリーなのかも 

しれない。でも、自然じゃない。 

TVを観ていて、二人に火傷があるのを見せ合った場面で 

すぐに兄妹だと感じた。25年経っているのでお互いに 

知らないのだが、ここは韓国の俳優陣がいい演技を 

している。 

読んでいて次はどうなるのだろう、と展開が速いのも 

手伝って、適度な感情移入がしやすかった。僕らは 

恐らく、そういうストーリーの展開を先に読んでしまって 

いる。しかし、その先の展開の扉を開けないようにして 

いる。興味が削げてしまうから。 

そうして、その先の読みに蓋をして、興味を引きずられる 

自分を無意識に演出している。気づかずに、感動を 

先に残そうとしている。それは僕らがうまく騙されようと 

していることだ。落語を聞きに行けば、笑いを準備している 

ように、小説を楽しむとは、僕らがうまく乗せられて、泣いたり、

笑ったり、感動したいからだ。恋愛小説を読んで、初めから 

感動なんかしないぞ、と構えて読む暇人なんかいない。 

くしゃみをする時のように、うまく調子を整えないと、くしゃみ 

ができないように、僕らはうまく泣きたいのだ、うまく感動 

したいのだ。それは満足したいから、だから、泣くにしても 

慰められるにしても、なんにしてもそれは僕らを気持ちよく 

させるという意味で、それらは楽しみなのだ。それでお金 

を払って、映画を観たり、小説を読む。それがどれほど 

大衆的であろうと、高尚な趣味であろうと関係ない、

浪花節であろうとクラシック音楽であろうと、また 文学 

小説であろうと哲学であろうと、ゲームであろうと 

理論物理であろうと関係ない。要はそれである種の 

カタルシス・昇華・消化・発散をしたいからなのだ。 

中でもライトノベルや大衆小説は、僕らの先読みをうまく 

外しながら、結局は僕らの思い通りのまたは、意外でも 

満足させるような結末に導いてくれることを願っている。 



**だから、そこでどんなに感動しようとも、それは架空の 

世界の夢であって、現実の経験にはならない。むしろ、現実 

の悲惨な関りから一時的に避難・離脱するための逃避行 

なのだ。 

老練になったような政治家は漫画を読まない、興味がまったく 

持てない。地位や名誉、利権という財や名前・権力にしか 

興味が行かない。それだけ現実との交渉が楽しいというの

だから、そこには張り詰めた緊張と感情をコントロールした 

気づかいのバランスがあり、隙を見せずに痛くはない隙を 

わざと見せて、四方からの圧力に常に耐えている生活力が 

なければならない。 

一般は現実と虚構の夢との間でバランスを取り、トップたらん 

者は権力と現実との間で夢を見ようとする。そのどちらも 

極端には実行される例は少ないが、僕にはその間で緩やか 

であるにしても、そのどちらにもしあわせはないように感じる。 

そのどちらでもない道はいくらでもあるのだが、そのどちらにも 

僕らは自ら巻き込まれようとして巻き込まれているように 

見える。そして、気がつくものは少ない。少ないから他の人も 

お互いに気づけないのだが、その大きな特徴は現代の情報 

の遮断と妨害によるフェイク・情報操作・デマである。その言葉 

は知っているが、実態には触れることができない。 

日本人は洗脳されているが、精神文化や特殊道徳観によって 

守られている部分があって、それに支えられている。不思議な 

取り合わせでそれによってギャップを知らない不幸よりも幸福を 

感じる大勢の人がいる。 

高齢者からという無料のインフルエンザワクチンだが、予約で 

一杯らしいが、僕は申し込む気はなく、無視している。

ビルゲイツが自分の子供たちにはコロナワクチンを受けさせない、 

と言ったという噂があるが、デマ情報だろう。自分の財団が 

投資している多数の製薬会社の開発よりも進む、他社のコロナ 

ワクチンの臨床実験はスパイや偽患者を送り込んでも邪魔する 

だろうが、自分の支配下のワクチンならどれがほんとうに効果

があって、副作用もないか知っているだろうから、自分の子供 

にはそのワクチンを投与するだろう。 

イタリアのサラ・クーニアル議員が国会演説で::

<この目的としては、農業、テクノロジー、エネルギーに対する

支配権を得ることです。彼はその宣言で文字通り言って

ますよ。「我々がワクチン、健康について良い仕事をすれば、

世界人口を10%から15%削減できるだろう」と。彼は続けます、

「大虐殺のみが世界を救うことができるのだ」と。

 彼のワクチンのおかげで、アフリカの数百万人の女性の

不妊に成功しました。そして、ポリオ流行をつくり出し、インドの

50万人の子供をまひさせたのです。今現在、彼のDTaPワクチン

(三種混合ワクチン)は病気そのものよりも死者をもたらしている

のです。>


::と、ビルゲイツ(文中の”彼”)財団の世界人口削減計画について 

述べているのはほんとうなのだろうか?また、この翻訳がネットで 

ある程度拡散されているが、大元の情報は新聞などに載った 

のだろうか? この手の情報はリブログして済ませる情報では 

ないのだが、・・・・。  なにしろ、都合の悪い情報はどんどん 

潰されてしまう。で、自己責任で拡散するのだが、受け手も 

自己責任になるので本物と自分でわかる手段がなければ 

信じきれない。そこで本物の情報ほど埋没してしまう。 

だから、海外の情報など海外のマスコミの翻訳情報なので 

(日本には本格的に海外で活躍できる人材がいないと言える

くらい少ない)、新聞やTVニュースを見てもわかるのは、偏向 

したニュースか、部分の報道でしかない。しかし、多くの人は 

それが事実だと信じてしまうのだ。まるで疑わない。確かに、 

そのほうがしあわせだが、 ・・・・。

― :: 余談。 
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