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中高年への箴言 [心理]

始めは「中高年への・・」という題は思い浮かばなかった。

若さの秘密、とか老人への提言とか、だったが、書こう

として少し考えるうちに最も役立つのは、現在の中高年

にあたる人たちだと、思い至る。

若さの本質は、そのまま若さの秘密である。僕は自分で

役立てているが、公表には興味がなかった。僕はサボテン

の鉢植えをたくさん持っているが、育てた覚えはない。

サボテンは成長の限界をその鉢の土の栄養環境や

日光などの自然環境に負を覚えると、急に子供をつけ

始める。それを取ってやって、他の鉢植えに移せば、

またそこで大きく成長をし始めるのだが、なにせ

彼らの世話に興味がない。生活にも関わっていない。

それは例えば、犬猫だったら彼らの食事・排泄・居住

環境の世話は必須になるので、手を抜いていられない。

要求の鳴き声を浴びるのが眼に見えている。

サボテンは偶然、拾ったか何かで、ちょっと鉢植えに

移してやったが、それがきっかけで大変なことになった。

親指ほどのが、足の太ももほどにも成長して、子供も

バンバン増やす。最初は手を入れていたが、もともと

世話するつもりで鉢に植えたわけではないので、ほぼ

放っておくことにした。そういうわけで、サボテンの鉢植え

は今やサボテンの死滅する地獄に変わりつつある。

その間も、日射量や水の量、驚いたのは部屋に入れた

場合、換気(回数)によっても成長の姿や度合い・速さが

変わることだった。

そういう興味のないテーマが若さの秘密でもあった。

ところが、自身が老化の真っ最中なのであるから、

それについて日々気がつくことが、自然多くなる。

それで腰を上げることになったが、まず、若さの本質

は若者のものでもなく、老人のものでもないことだ。

若者は若さが体の分子運動や細胞分裂で、自然に

未来を目指す気分が与えられている。そこで若さの

秘密とか、本質など気にする必要はない。そして、

気がつくと老化に入っている。

また、老人というものは例外なく、自分は老人ではない

と思っている。 まだまだ年を取ったというほどではない、

と思っている。それが老人の最大の特徴だと、たぶん、

誰も思っていない。そこに老化の事実があり、秘密があり、

つまりは若さの本質がある。それは老人のがんこさが

生成される秘密でもある。



では、解題:::

若者に生成される若さというのは前に向かう”気”である、

と一応言うことができる。その気は体に充満する成長の

ための化学反応や細胞、その分裂やそれぞれの盛んな

分子運動からもたらされるのだろう。それは当然、力を

感じさせ、何かをやる気にさせる。これが未来へ向かう

方向なのは言うまでもない。だから、体が基本である。

心はそれに沿う形で、将来への希望をかきたてる。それは

付随現象と言える。心は体全体から生まれるから、肌でも

腸でも骨でも、脂肪でさえ化学反応で思考現象を発生

させる。(まだ現在、最新の情報で未確定なものも含む)

脳は記憶や文化的な行為に関わって、(その他あるだろうが)

それぞれを管理する部位が19世紀に発見されているが、まだ

まだその意味や意義については研究段階。

僕らは自分から年を取る。大したことではない、寝起きが

スッキリしないとか、膝が痛い、腰が痛い、体がだるい、

とかで「ああ、これは年だわ。」「自分にも年取る順番が来た。」

と思う。その大したことない、ほとんどが運動不足、睡眠の

不調というストレスへの対処が適切に行われていないこと

などなどから来る、毎回毎回の「自己暗示」によって、そこ

からほんとうに老化を潜在意識に植えつけ、自分を守るよう

に気持ちも考えも感覚も動かして、その結果、老化機能が

促されてしまう。要は、老化の初めで十分に戻せるのにも

関わらず、自分で自分を年寄りにしてしまうのが老化の、

大きな原因だ。自分が犯人。

自分が自分を年取らせている、それが事実。

なので、本来個人の体質もあるから、50代後半から75歳

くらいだろうか、75は経験していないので、想像比較

しかないが、その間は本来、(日本の場合)老人にならない。

と、僕は思っている。

それは人間の受ける最大の激痛をそれをもたらす持病で

抱えたので、この35年間(くらいに)に7回発症して通算

21日150回以上も耐えてきた経験から実証されている。

そのおかげで膝の痛みが始まった時も、準激痛にして

克服して、医者にも行かず、鎮痛などの薬も飲まず、

(一般の人はひどい時は飲んでもいい。ただし、運動は

控えめにする、薬で痛みが抑えられているだけで、感覚

が鈍くなっている)歩いて、克服してしまった。とても

経済的だった。その一番初めは2時間歩きとおして、

ほぼ死にそうで、明日は歩けないだろう、と思ったことは

2年前?、書いた。翌日、全快。ランナーズ・ハイの脳内

麻薬が発生して(自己治癒)、1週間痛みがなく、戻ら

なかった。

僕らは40-50年の内には、誰かの葬儀に列席する

ことになり、そういうことを何度も目撃する。老人を

見て、体の不調を見る。やがて、20代には自分も

老化する、成長が止まるということを、早くも納得して

しまう。これがくり返すのが、老化の第一原因。こうして

決めてかかったものは、意識の上で根になり、先入観

になる。老化はまず、この自分で植え付けた先入観から

始まる。それは、自分は年を取らないと思えば、老化

しないのか?という意味ではない。また「年を取らない」

と強く決心しても、その言葉の中に「年を取(る)ラナイ」

「年を取る」という概念(言葉)が入っているので、潜在

意識にインプットされてしまう。「年を取らない、取るまい」

と思うことはそれ自体が、年を取ることを認めてしまう

ことだ。

若者は若さに気づかず、老人は若くなりたい、自分は

年取ってない、と思う、思いたいだけ。その中間にいる

中高年が最も有効なのが、早めに体の世話をすること

である。中高年の時代が最も人生の繁忙期で、家の

ローンや子供の学費やそろそろ老後を考えはじめて、

と稼ぐことだけに集中してストレスを溜め、自己の

健康管理が怠りがちになるのだ。それが老化の第2

原因。勢い、アルコールや風俗、ワーカホリック(仕事

中毒)でストレス解消だけに努めがち。

これで脳をやられた人は還暦以降は一直線で老人

へと進んでしまう。悪く集中するので、痼疾のように

悪影響で善悪や正義にこだわりを強く持ち始める。

思い通りにならない抑圧で、自己甘えから思い通り

にしたくてあおり運転やストーカーなどと影響は

広がる。

日常の行動でどうして老化が進むか?それが

年を取るのは当たり前という先入観がどうかかわる

のか、を説明すると、まず足が不如意になると、体は

自然、自分を守ろうとする。

それで例えば、日々の階段の上り下りでも、腰を引いて

しまう。すると、重心が腰のあたりに来て、体重を

すべて支える形で足に負担がかかる。ゆっくり降りよう

とするから、余計に負担の時間を長くして、足を疲れ

させる。それでは今までどうしていたか。上りでも下り

でも体はやや前傾にしていた。そこで重心が腹の前に

なって体重はベクトルで分散されるから、体への負荷

が少なくなる。極端に言えば、落ちる勢いで階段は

ある程度勢いをもって下りる。一歩前を上る感じで

勢いをつけて、素早く階段を上る。そういう気持ちで

上り下りしないと、どんどん体は重く感じ、年取ったなぁ

とまた意識に語りかけて、必要以上に老化を早めて

しまう。悪循環だ。

そうなる前に、足を鍛えておく。と言ってもオリンピック

選手じゃないんだから、強化訓練ではない。まず、

片足立ちで靴下を履けるかどうか。それぞれ交互に

履くことができ、ふらついて両足をつかなければいい。

ふらついてうまくいかないのは、もう足腰年齢が60代

かもしれない。

40代ならジョギングとか、50代ならよく歩く、足の屈伸

をしたりして、片足立ち靴下を成功させる。中高年なら

まだ楽勝のはずだ。還暦過ぎると、それが3倍から7倍

も時間がかかり、運動してもすぐに回復しない。ちょっと

走っても息切れするなら、ゆっくり短い時間から段階を

踏んで、運動せな、あかん。 

一概には年取るのは平和なことで、75歳(平均)までは

年取る必要がない。

怖いのは、近未来に筋肉や四肢の交換が安価でできる

ようになった時だろう。交換部品では化学反応は起き

ないから運動能力は向上しても、先入観はそのままだ

ということ。ガンコでこだわりの強い、社会で発言力の

ある老人が増えたら、どれだけ日本全体に害毒を流す

ものやら。(一党独裁政治という腐った見本は、歴史上

数が多過ぎるくらいだ。)

100歳まで嫌な仕事で雇われて使われて働くのはバカ

バカしい。好きなことやって働くべきだ、それを世界の

マネーを操り、ルールを決めている連中に従って、稼ぐ

に集中しても負けるばかりだ。社会全体がそういう

システムに構築されればいい。そういう社会にするには

どうしたらいいか。コロナ後に考える世界とはそういう

ことだろう。A I が人間の仕事を奪うのを心配したり、

考えるのは、ほんとにせこく、無駄なことだ。(先走った

が・・)

ほんとうに老人になったら、早めに平和に亡くなって

いくのが、よろし。(ハハ)

                         11.18
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