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脱力1 感じるままにブギ [詩]

このところ、煮詰まっている。ひとりに

完全になるために海外へ遁走したい、

と思うのがその時だ。



< 感じるままに ブギ >

わかっていることはつまらない。

そして、わかりかけて、その最終だと

感じる、そこに参加することをして

来た、と思うのだが、・・。

それでも認識の匂いはつきまとってきた。

鼻に衝(つ)くから気に障る。

そんなことではない、と誰かが言った

かのように、 



Free な戸惑いや 彷徨(さまよ)い

というのを  求める時

僕は  なにも探していないのを 

知っている。  

それで片隅の  安心を見るように

心を 解放するように 

心を はみ出して 

心のない 世界に  踏み出したいのだ

ただ  終わらないだけでなく 

なにも 決まらない 

なにも 進まない 

停滞感 というもの 

ゆっくり とろけそうな  怠惰 

どこにでも ありそうな 

貝殻の 風鈴の  音 

風 

熱くはない  温暖な  砂漠

拡がる砂丘を  眺めながら 

そこへ 向かって  

歩いて 行って  みたい 

どこにも  辿り 

着けそうもない  だろう  

明日の言葉を  もう 

考えなくて いいのだ 


そうだ 

人生を 降りよう 

煙草を 吹かして  生きてゆこう 

靴底の 穴を感じて 

歩いて ゆこう 

そうだ 

もう   どこへも 

行かなくて いいのだ 

駅も  時刻表も  おさらばだ 

君は  なにを していると

優越に 満たされて 

うろついた 浮ついた 回想を

見つめながら

やがて  空腹に なっていけば 

いいのだ 



カラスの 信号は  わからない 

カラス語 なのだろうか 

それでも わからない に 

違いはない 

ヒューマン サウンズを 流せよ

ここは  そんなに  冷たい 

世界じゃ ないはず だぜ 

だらしない 美しさを 見つければ

もう  大丈夫  じゃない?

片づける  ゴミに  負けないように

スッキリした 部屋にしたら 

完全に 負けだろう 



許容量の 無駄物が そこを 

自分を主張 しないなら 

生きる意味 ばかりに  なっちまう 

焦げついた 匂いに  

ヤバさを  突いているのは  

金属の  耐え難さ だろう 

無理しない って 

さ 


そこに  そ 

片方の 筋肉痛と 

歩いてやれば  軽く 寝転ぶ 

衝動も 

楽になる  



それなりに  

考え  得て  見る  

考えて みる 

僕と 犬の  境遇を 

寂しさと  同居している 

悲しい眼が  いいね 

測れない 海図で 

海の 滴(しずく)を 探して

朝  靴を履いて  

玄関を  出てゆく 

交通ICカードを  ポケットから 

出そうとして  慌てる 

海草が 入っていないか 

確かめよう と している 

潮の 匂いが して 



黒い  ロング 

赤い  サング 

バーベキューの  トング 

サージェント  ロング  

トローリング  リング 

会って こようぜ  ビッグネーム

We  Need  ナウ ナウ ナウ

ソーシャル  ガブリエル 

納豆  タイム 

ユーキャン  Fry Away 

どんびろう  かむすてっど 

ラグジュアル  カバネル 

タイム アフター  タイネル 

喉が  辛い 

I Make ナウ ナウ ナウ

勝手丼 と  豚肉 

野郎 と 銀座 

すかさず  独楽を 回して 

帰って こようか  姉さん 

キューイ と うなる ギター弦 

コスモス荘

コスモス想 

コスモス草 

こす  藻草 

親切な ひまわり 

感敏な  便箋 

簡便な  栓 瓶 

せわしい セザール 

ちょっと 腰を振る  大道芸人 

だから もっと  うやうやしく 

ですから  お釣りを もらうために

あなたを  釣りゃ しませんて 

どうか このまま  

天国まで 見逃して  ください 

そこの 田舎のバス停 でも  

かまいませんて 



走る 逃亡 

帰れない  家出 門 

このまま  月まで と 

月を見上げ ながら  言う 

台詞じゃない 

この 鼓動が聞けたなら 

道中 聴きながら 歩けたなら 

そんなに  寂しくは ないのに 

それだけでも  

私の 心臓を  取らないで 

おお  ミックス  マリア 

ミッキー マウスの 妹 

スリッパを 履いた  猫たち 

子供の むずる 声

ピアノよ  泣き やんで 



鐘は  やがて 

遠く なった 



遠く  

遠く 

聴こえるままに  騒いで 

踊れる 片足を  持ち上げて 

遠く  

遠く 

がんばって みたという 記憶を 

もてあそぶ 

フラメンコは スペイン 



遠く  

遠く 

私は  遠くなった 

戻る道に  遭難している 

フリージャー  閑古鳥 

今に  遠く 

また  遠く  

なった 

鋭く マタニティ並みに 

風が  孕んで 



帰り道を  

失った



帰る 国を 

失った 



帰りたい 場所が 

見つからない 



遠く  

遠く  



それは ・・・


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