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風と 縄文 [夢]

風の子ら 

見えない 童子 

近くに 寄りて 顔を

見せよ


東々海 とうと海

泣き濡らし 幼い娘 あらば 

玩具を 与えよ 


巻き散らす  つむじ風 

本日は  晴天 なり 

今日という 日は  

祝祭日  なり 

謳い  足腰 かまわず 

動かして  踊り 

この日を  讃えよ 


今日は 人類 最後の日 なり  

本日は 新しい人たちの 

生誕する  吉日 なり 

地球の  衣替え 

さすれば  入学式 なり

とも 言うべきか 



古今  

終わりは 始まりなりと 

言うからには 

昆虫の 殻から  出るは 

成虫への  昇華の 儀式のみ 

ならず 

生きとし 生けるもの そのものの 

生態学にも 似た 

血の流るる 歴史ぞ かし 



僕らは  行かん 

その道を 

その 

進むべき 道を 

他に 迷いようもない 

天然自然の  道を 

やよ  忘るな 

一万年の  縄文を 

これまでの 新世代よりも 

長かった  時代を 


遠く  厚い  空気を 

風の  まにまに 

赤子の  間に 間に 

すべて  用意されて 

いたこと を 





:::
(参考) 

万葉集 第一歌 

すめらみこと*の御製歌

籠(こ)もよ  み籠もち 

掘串(ふくし)もよ  み掘串持ち 

この岡に  菜摘ます子 

家 告(の)らせ  名 告らさね 

そらみつ  大和の国は 

おしなべて  我こそ 居れ 

しきなべて  我こそ 居れ 

我こそば  告らめ 

家をも  名をも  

: *雄略天皇

陽秋の夢1.png


陽秋の夢:

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