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帰らない桜を 聴いて [桜]

僕が 戻ってくる  

あの頃のままで  もどってくる  

君は   まだ 僕になっていない、 僕。  

君の季節には  まだわかっていなかった けれど、  

もう その未来の記憶は  感じて  

桜  舞い散るように   壮大な計画が  あって   

そんなことも  知らない、  知らないんだ。  

それが どうなるのか、  知らなくて  いいんだ。  

それが  僕に  伝わるという、  こみ上げるものを  

君は  君の  ままでいいんだ  

僕は (秘密だけれど・・)   君が  好きだ  

あの頃の 君  ああ  想像するだけで  

なんて  僕は  君を好き だったろう ・・!  

なんて  僕は  君を すきなんだろう  。   

なんと  僕は  変わってしまったんだろう !  

なんと  君は  今も そのまんまなのだろう  ・・!  

探すこともなかった  この二、 三日  

でも  君が  そこにいるように  

僕は  ここに  帰って来た   

わかったよ  

わかったよ  

これは  君との  約束 ・・  だったんだね   

知らなかった、  これは  君との約束だなんて!  

もう 遠い、 過去との 約束なんかじゃ、ない!  

僕が  君に出会うために  

こうして  新たに出会う ・・  ために。   

それにしても  わからないことばかり  

オレンジ熊の マスコット人形を  置いて行った子は  

家族で ワンボックスで来たんだ。  

どうして彼だけが  窓に来て  僕の気を引こうとしたのか?  

ワンボックスが  タイムマシンとか!  そんなの  

ありえない、 ハハハ  

せっかくだから、  無視したお詫びに  その熊さんは  

回収して  帰ったよ   

君は  誰の使い  だったのだろうか?  

なぜ  僕に  注目したのだろう?  

わかんないね   

わからないね    

でも、  ありがとう  この謎のプレゼントは  

気に入ったよ。  

君は  人形を  置いて行った。  

僕は  横目で  それを見ていた  

だって  僕は 君のこと、 知らないし、 

なぜか  君に 尋ねようと 思ったことがない  

そして  そうやって  僕は  あの頃  いたんだ。  

現実的に  解答を 求めることが  正解じゃないと  

知っていたから、  でも、  そう感じる 根拠は  

なにもなかった。  

わかることが  必要じゃないと  わかっていた !  

それが  どうだとは 知らなかった   

今  それが  わかる    ・・。   

今  それが  答えを 必要としない  ものを  

心に  抱くことだと、  はっきりと。  

そして、  そうした 君たちに  もう  二度と  

会わなかったことが  僕が 正しかったことを  思う。  

それが  あの頃の 君   

僕と  ふたつのものではなかった  君  

桜 舞い散る中に  淡い感触で  

君は  生きていた  その ・・  愛おしさ !!  

僕は  まだ 君として  生きれない  

君は  まだ  僕を  知らない   

ああ  知らないというのは  なんと  美しいんだ  

学生の君が  桜を見上げて  なにも思わぬ  

そういう君が  もう  桜なんだ   

いつか  舞い散る桜として  闊歩している !  

君の考えは  今や  壮大な計画に  化けている  

あの頃の 君  君がいたから  

僕が  いる   

君がいる  その素晴らしさを  

どうやって  抱きしめればいい?  

どうやって  ・・・ ?  

ああ  君の  なつかしさ ・・・  

その なつかしさで  
 
僕は  胸が ころがるように  

君の  そばに  い ・ る  !  

せつなく  

喜びに  

そばに  い ・ る !  



はじめよう !   

もう  約束は  はたしたよ  

二人で  同時に  消滅しようと  

二人で  歩こう !  

桜 舞い散る  君と  

・・・・・・・・  

君が   

・・・・・・・・・・  

好きだ !   

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*あの時、僕はファミレスの中華屋にいた。 君はガラス越しに僕を  

見つけたのだろう。 やがて、家族とともに隣のレストランに消えた。 


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