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ふたたび失敗する快感を もっと! (詩) [詩]

どうなっているのか わからないというのは


とても あたり前のことで  悩むことはない


でも それは なにかこれだと 現にあるものの


ことではない


まだ  なにか起こる前の  未来を思う 時


それは ふわふわして  形もない


さあ 勇気をだして  とか


言われないで いる  サモアールの 蒸気のような もの


本の中の 人生のように


自分の経験の 分だけ  生活に触れてみる 


他に なにもないのを  見た


これからも  なにもない  仮の パスポートを


渡された のだろうか  


役に立たない  古い家具の 隅っこに


子どものように  隠れる 


灰色が ・・・




紀の川 サンジェルマン  ライントレーダー


内乱  アジビラ   動き  ムーヴ・ジェントリー


キティちゃん  コーカサス  黒い ドブ板  


バイ  ソフト  Now  燃える、燃える  燃える


さあ 握った世界を  こちらに 渡して


破れる レースのスカートを  釘に刺して


踊る 白い人形  ロシアのノーワンモア?


歯抜けおばさん 笑わないで


アーミーライフルを  僕の 脇に置いて



そうだ こうやって  ぐっと 拳(こぶし)で 


なにかを  キャッチ! その芯 ・もの ・根 ・真 ・呼ぶ


そのものを 握って  頭まで グッーになる


呼んで  呼んで   声を かけてよ


サバイバル  薔薇を 散り放つ 海よ  


そうだ ビーーン  To-night!


if you  if you  if you for  me !  


近づいて  近づいて  私の 顔を見て !



からまりゆく 空の  瓦礫(ガレキ)


シンプルで 一筋の 底を見る 竜巻


僕らの 符牒  アイドル・シャドウ


ハイ ハイ ハイ ハイ レオタード・ タワー



・ ・ ・ ・  ・ 雨粒 



。  。  。


静かな  朝  ・・  鳥?


ふり  カリ?  そり  ナリ?


ふたたび  ・・ん ん  鳥


君は  鳥?



そうなんだ  まただ  また


僕は  ここに  いるよ


国境の 医師団が  行進してゆく


僕も  安心するよ


星が  大量に 落ちて来ても


僕のヘラクレスが  背中で 受け止めて


それを  空へと  返すだろう


なにも ないことなんか ない


毎日 出会うもの


この 誰かの  なにかの  誕生日


その 祝うべき  一日は


ある


あるんだ


その 一日の モーメント


プレーン オムレツ


僕らは  うまくいかない


そんなこと ばかりを している


それでも  この一日が


壊れるわけじゃない


どうして  この一日が  さまざまなものと


生れたのかを  ほんとうに  知っているわけじゃない


それが  何?


知らないことは  この一日が


壊れるわけじゃない


そんなことは  起こったことがない


この一日の  丸ごとって


なんだろう?


この 大きな 恵みの  かたまりは


ここに  ある


どうしても


どうやっても


なにがあっても


とんでもないくらいに


笑っても


涙ぐんでも


しゃべり過ぎて  唇を なめても


なにを 忘れても


なにを 失くしても


誰を 亡くしても


それほど きつくても


窓を  開け放っても


ドアが 風で 飛んでも


洪水で  家が ダメになっても


僕らは  うまくいかない


でも


一日の 大きさには 敵わない


どうしても  


それなりに


やり直す時は  やり直さねばならない


その  深さ (のようなもの)


その 沁み込んでいる  大きさ (のようなもの) 


その  ・・・



これを どうやって  測るか なんて


考えたことはなかった な  


考えたら ダメだよ、ハハハ


終わっちまう よ


気分 台無しだぜ


ん~~ん、  イージーライダー


イージーミス


んん


イェ、 モーニング シー


せすと  れすよ  プリティ ぼんぼ


ん~  膝が  ふるえる


快感は  定理を  泳ぐ


それこそ  定理、 錨(いかり)かな?


ソワ グム とか気味悪い  フランス言葉


エックス  キス キス


漫画の 塵払い


揚子江の  水抜き


沈んでゆく  風呂桶よ よ よ


インサイド アウト


外に 出てよ  もう 来ないで


この デタラメな 気分  いぶん  らぶん  デブン


アウト ディクシュン


ラ ラ ドウタワニミション  カウナーゼ


人々に  言い聞かせて  プロ・ウーマン  


パーパラマ  ソウデカミクンデ  待っておくれやす


ビミビミ ラミ デパス ノーチク


踊ります?


いかが?


そう



手を取って


それを どうします?


・・


・・





*気づいたのは、言葉を意味のない交響詩(意識)だとみなすのなら、


 第1楽章や2楽章と続くだけで、本来終わらないものではないか、


 と言ってみれば、失敗してもそれらしく見えないことかも。




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なぜ それは  (詩) [詩]

なぜ

詩に なるのか

僕は その気はないのに

この胸に 揺れるもの

それが いつまでたっても

消えない  いつまでたっても

やってくる

君は  ただ  言葉にならない

そういうもの

なにかに 例える  それらしく 装う

どんなに 待っても

言葉は  似たもの で

すれ違う

そんな 行き違いの 印象を

素晴らしいと  感じる

さびしい とも  やはり 感じる

お互いに 別れたほうが いいと

お互いに 感じて のように  前を向く

それは ストーリーの香りが するのに

物語が 抜けている  はかない 街灯の炎

あるのに ないように

なにかの 化学作用



歩いてるよ  気がつけば

ポツン  ぽつんと

心が 遠ざかる  そして

いつまでも  なくならない

だから  歩いていれば  追いつけると

そうして  誰もが  ひとりになる

あれは  なんだったのだろうか

ひとり  ・・ひとりに なる

気持ちいい さびしさのような

想像できるだろうか

感じられる?

嬉しさ と 哀しさ

なぜか  これでよかったんだと

誰が  言ったんだろう?

僕は

僕は  夜空に  持ち上げられて

銀河の  光の 長い尻尾に

つらぬかれて  なんと しあわせ が

光の ひとつひとつの粒子が

なんと あたたかいのだろう

僕は

僕は  哀しい

嬉しさにあふれて  哀しさは 中味が

愛に 変っている

それらの それぞれの色合いが  混ざるように

僕は  光の 噴水の中に

この世界と  僕とが  区別できない

この 衝撃

見つめる 瞳

見ているのに  見つめられて  すべての粒子が

巻き込まれて  死にそうで

死にそうって  喜びの表現とは  ・・

君が

僕が

もう 素晴らしすぎて  ああ  もう  窓を閉めて

自分で 息が できるように

・・ どうすれば

・・ どうすれば

はじめよう  My Love



子犬を 散歩につれてゆく  光景が

永遠が  三角の一辺に  グラデーション・・で

ルナ  ・・・

バラは  するよ  す・る  よ?

いいじゃない  それで  お~お

それで いいじゃない

眼を 閉じて  世界は その・・ 中に

たわむ 音の重なりは  海辺の浜に

僕らは  ・・ひとり  皆

それ  ・・ が



僕に 与えて

それを

僕に 遠ざけて

それから

内に  外に  叫んでいるもの

満足に 頬笑んでいるもの

それらが

僕に 語るもの

ここに

僕は  ほんとうに

いるの?

帰って来たの?

僕の 場所に

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・  僕の  ・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・


・・

なぜ

詩に なるのか

僕は その気はないのに ・・

この胸に 揺れるもの

それが いつまでたっても

消えない  

いつまでたっても

やってくる


そうして ・・

・・






*BGMは、We’re All Alone です。  主に、です。


                       1.28
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とろんとヘアー [詩]

しみじみとしている

そういう時には  しみじみした言葉は

必要ない

胸をよぎる  しっかりとした  なつかしさ

これは 哀しさ だろうか

これは 愛着 だろうか

しっとりとした 嬉しさでもある

わかっている と  顔を出す

可憐な スイートピーの 口調

夢は はてしない  その モーメント

感じ続ける  僕らの

ベストな 一生懸命 さ

その メロディの宿る 場所


僕は 疲れた

なんで こんなに 疲れてしまったんだろう

けだるさが 快くて

チョコレットが 食べたくて

ニューエイジを 叫びたくて

真鍮の洗面器を 叩きたくて

泥の雨の中で  どしゃぶりに濡れたくて

OKと 言えばいいのかい?

親指を立てて セックスのサインは  やめてくれ

命の歌は何だ と聞かれてから

眠れなくなった よ

指の腹から 黄色く 腫れあがった

パンタローン・ナイツ よ

これでは ミドロ ヘドロ ダレダレダレン だ 

売名行為 インターフォン  新聞引きづる ブラックシュー

壁の裏から 声をかける  Don’t Give Up

切り裂けるほどに 伸びる  声質、いいね!


白い便器に  坐っているよ

白い便器に  坐っているよ

白い便器に  坐っているよ

傷ついた 小鳥を 両手に 包みながら

白い便器に  

白い便器に  

もう 傾きかけているよ 僕の地軸が


疲れることは  あるさ

でも 君は  その世界に  いて

安らいで いる

だって  もう 寂しくはないだろう

暖炉の 薪が燃えているように

空気は  温められて

君は  夢を 見ている

空飛ぶ ものを

海の上を  滑るものを

風が 気持ちよく  水の中を

やって来る

君は しみじみと    しみじみと

ただ  濡れる

濡れる


風が 気持ちよく  水の中を

やって来る

君は しみじみと    しみじみと

ただ  しみじみと

もう 哀しみではなく

もう 哀しみなんかじゃ ない

すべてが 約束された  この世界で

小さな 鈴が 鳴っている

また 聞こえてきたよ

僕らの  鈴の音

僕らは  ひとりが すべて

そして この地平に 溶け込めば

僕らは  僕らになる

それは もう  言えることじゃない

しみじみと  水の中に

沈んでゆく よ  君も  僕も

嬉し涙と  哀しみの涙とともに

それは もう わからない


眼を閉じて  ただ 揺れるよ

波のままに  風のままに

流れているのも

流されているのでもない

この       ・・に

その         ・・に


  だか ら

  僕らの 物語が

  始まっている

  始められる


ほら

始まっている よ





* 「便器」を初めて詩で使った。今までで一度使ったと思っていたが、初めてらしい。

 ボードレールは糞尿も詩にしたというから、驚くようなことではない。汚いという

 人の先入観を避けるに越したことはないが、もう失敗も失敗ではない年齢なので

 詩にタブーを入れまいとする気もない。思いついたら、考えずに、これまで通りに

 ”書き直しなし”でやっつけていこうと。推敲する詩を書いたことがない。これだけは

 ブレない。
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